ラ・リーガ第2節、レアル・ソシエダvsバルセロナが21日にアノエタで行われ、アウェイのバルセロナが1-4で勝利した。なお…
ラ・リーガ第2節、レアル・ソシエダvsバルセロナが21日にアノエタで行われ、アウェイのバルセロナが1-4で勝利した。なお、ソシエダのMF久保建英は69分までプレーした。
レアル・マドリーから完全移籍でソシエダに加入した久保は、カディスとの開幕戦で[4-3-1-2]の2トップの一角でスタメン出場。見事な右足ボレーで決勝点を挙げる鮮烈なデビューを飾った。アノエタでのデビュー戦となる古巣戦では、引き続き2トップの一角でスタメン起用となった。
一方、バルセロナは今夏の積極補強によってカンプ・ノウで華々しいスタートを目指したが、昨季シーズンダブルを喫したラージョ相手にゴールレスドローという消化不良の初陣となった。難敵相手に今季初白星を目指す一戦では、出場停止のブスケッツの代役をデ・ヨングが務め、ジョルディ・アルバとハフィーニャに代わってバルデ、フェラン・トーレスが起用された。なお、チャビ監督はこの試合で変則的な[3-2-4-1]の布陣を採用した。
キックオフ直後からハイプレスを敢行したソシエダに対して、自陣中央のペドリのところでプレス回避に成功したバルセロナは左サイドのバルデの果敢な持ち上がりからカウンターに転じる。そして、ボックス左からグラウンダーで折り返したボールを絶妙な動き出しでニアに顔を出したレヴァンドフスキが左足で合わせ、開始46秒での電光石火弾とした。
レヴァンドフスキにラ・リーガ初ゴールとなる34歳のバースデーゴールを献上し、いきなり出ばなを挫かれたソシエダ。しかし、これで腰が引けることはなく前からのアグレッシブなプレスを継続。すると、6分には久保とシルバが高い位置でデ・ヨングを挟み込んでボール奪取。シルバのスルーパスがDFにディフレクトしてボックス右に走り込むイサクに繋がると、イサクはDFとGKに間合いを詰められた中、見事なチップキックを流し込んだ。
開始5分あまりでゴールを奪い合うオープンな入りとなったが、以降しばらくは相手立ち位置を改めて確認しながら戦術的な駆け引きを見せる。そのため、なかなかフィニッシュの数が増えない睨み合いの状況に。
それでも、20分を過ぎた辺りから再びターンオーバーの応酬という行ったり来たりの展開となり、24分にはフェラン・トーレス、27分にはメリーノと久保が続けてボックス内で際どいシュートを打ち合う。
前半終盤にかけてはバルセロナがボール支配率を高め、デンベレの右サイドを起点に幾度か良い形を作り出すが、ソシエダの集中した守備を前に決定機まではあと一歩。
対するソシエダはカウンターを軸にシルバを経由した形から久保とイサクの2トップで相手のディフェンスライン攻略を図る。ハーフタイム直前の45分には右サイドバックのエルストンドの果敢な仕掛けからのプルバックに反応したシルバがゴール右下隅へシュートを飛ばすが、GKテア・シュテーゲンのビッグセーブに阻まれた。
がっぷり四つの見応えのある強豪対決は1-1のイーブンで後半に突入。互いに前半出た課題を修正して臨んだ中、立ち上がりは久保が果敢な仕掛けでアラウホにイエローカードを出させるなど、ホームチーム優勢に。53分には相手陣内右サイドで得たFKの場面でブライス・メンデスが左足で入れたクロスボールが直接ゴールネットを揺らすが、ここはオフサイドポジションのル・ノルマンがプレーに関与したとの判定でゴールは認められず。
後半もなかなかリズムに乗り切れないバルセロナは64分、バルデとフェラン・トーレスを下げてハフィーニャとアンス・ファティを同時投入。これでハフィーニャが右、デンベレが左、ファティはペドリと共にシャドーの位置に入った。
すると、チャビ監督のこの交代策が完璧に嵌る。66分、右サイドでルーズボールを回収したハフィーニャがペナルティアーク付近のファティへ鋭いパスを供給。これをファティが絶妙なヒールでボックス左のスペースへ流すと、これにフリーで抜け出したデンベレが左足のシュートをゴール下隅に突き刺す。
さらに、勝ち越しゴールの2分後には左サイド深くで縦に仕掛けたハフィーニャのクロスのこぼれを回収したファティがペドリに預けてゴール前に入り込むと、相手DFを背負いながらも足元へのリターンパスを内側に落とす。これに抜け目なく反応したレヴァンドフスキがゴール至近距離からのシュートをきっちり決めてドブレーテを達成した。
この連続失点で厳しくなったソシエダは、久保とイサク、シルバの前線3枚を下げてトゥリエンテス、チョ、ロベルト・ナバーロと若手3選手をピッチに送り込む。さらに、敗色濃厚と判断したか、エルストンドとメリーノも下げて控え選手を投入した。
一方、バルセロナは殊勲のデンベレを下げてアルバを投入し、[4-3-3]の布陣に変更。逃げ切りを意識した戦い方にシフトする。しかし、投入直後から躍動を見せるファティが三度魅せる。
79分、ペナルティアーク付近でハフィーニャから横パスを受けたレヴァンドフスキが浮いたトラップを右足ヒールでゴール前のスペースに流そうとすると、相手DFの出した足に当たってこぼれたボールがファティに繋がり、GKと一対一となった背番号10は難なくゴールネットへ流し込んだ。
この4点目で勝利を決定的にしたバルセロナは、ケシエ、セルジ・ロベルトの投入でこのまま試合をクローズ。ホームで善戦を見せたラ・レアルに対して、指揮官の的確な采配、選手層の厚さで押し切ったブラウグラナが、4-1の快勝で今季初白星を手にした。