女子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、WTA1000)は20日、シングルス準決勝が行われ、予選から出場している世界ランク35位のC・ガルシア(フランス)が第6シードのA・サバレンカを6-2,4-6, 6-1のフルセッ…

女子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、WTA1000)は20日、シングルス準決勝が行われ、予選から出場している世界ランク35位のC・ガルシア(フランス)が第6シードのA・サバレンカを6-2,4-6, 6-1のフルセットで破り、「WTA1000」では2017年10月のチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、WTA1000)で優勝して以来 約4年10カ月ぶりの決勝進出を果たした。
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今大会は予選2試合を勝ち抜き本戦入りした元世界ランク4位のガルシア。1回戦で世界ランク56位のP・マルティッチ(クロアチア)、2回戦で第4シードのM・サッカリ(ギリシャ)、3回戦で同33位のE・メルテンス(ベルギー)、準々決勝で第7シードのJ・ペグラ(アメリカ)を下して勝ち上がった。
この試合の第1セット、ガルシアは第4ゲームでブレークに成功。サービスゲームでは1度もブレークポイントを握られず、第8ゲームでもブレークを奪って先行する。
続く第2セットではブレークを奪い合う展開となるもサバレンカに3度のブレークを許し、セットカウント1-1に追いつかれる。
迎えたファイナルセット、ガルシアが第3ゲームから5ゲームを連取し、2時間5分で勝利。降雨による試合中断の時間が計4時間に及んだ試合を制した。
女子テニス協会のWTAは公式サイトにガルシアのコメントを掲載し「誰も予想していなかったのは確かだわ。予選からの道のりは長いからね」と語った。
「まず、WTA1000で何年も経ってから決勝に進出できたこと、そして今日のシナリオは信じられないようなものだった。いつ戻れるかもわからず、待つ時間も長かった。そして、その間に何をすればいいのか分からなかった。大変だったわ」
勝利したガルシアは決勝で世界ランク28位のP・クヴィトバ(チェコ)と対戦する。クヴィトバは準決勝で同24位のM・キーズ(アメリカ)を6-7 (6-8), 6-4, 6-3の逆転で下しての勝ち上がり。