男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は19日、シングルス準々決勝が行われ、第9シードのC・ノリー(イギリス)が第3シードのC・アルカラス(スペイン)を7-6 (7-4), 6-7 (4-7), 6-…

男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は19日、シングルス準々決勝が行われ、第9シードのC・ノリー(イギリス)が第3シードのC・アルカラス(スペイン)を7-6 (7-4), 6-7 (4-7), 6-4のフルセットで破り、「ATPマスターズ1000」では昨年10月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)以来2度目のベスト4進出を果たした。試合後には「信じられない試合だった。カルロス(アルカラス)に感謝している」と話した。
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26歳で世界ランク11位のノリーは、互いにブレークチャンスを握れないまま突入したタイブレークで3度のミニブレークに成功し第1セットを先取。第2セットでは先にブレークするも追いつかれ再びタイブレークへ。今度はアルカラスに軍配が上がりセットカウント1-1に追いつかれる。ファイナルセットでは先にリードを許すもその後2度のブレークに成功したノリーが3時間超えの熱戦を制し4強入りを決めた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはノリーのコメントが掲載されている。
「信じられない試合だった。カルロス(アルカラス)に感謝している。どうやってポイントを取るかに集中するよりも、フィニッシュのことを考えすぎて、正直少し窮屈になってしまっていた。僕はただ、彼とタフに戦いたかっただけなんだ。彼に勝っていたのは、脚力とフィジカルな部分だけだったと思う。だから、すべてのラリーでできるだけフィジカルに攻めて、彼がポイントを取るのが難しくなるようにしたんだ」
「彼がフォアハンドで主導権を握っているときは、本当にタフで、何度も走らされたよ。だからこそサーブはうまくいって良かったし、前の試合よりだいぶ改善されたね」
ノリーは準決勝で世界ランク157位のB・チョリッチ(クロアチア)と対戦する。チョリッチは準々決勝で第7シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)を6-4,6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードのD・メドベージェフと第4シードのS・チチパス(ギリシャ)が4強に駒を進めている。