第104回全国高校野球選手権大会は20日、準決勝が行われ、第2試合で下関国際(山口)が近江(滋賀)を8ー2でくだし決勝へ…
第104回全国高校野球選手権大会は20日、準決勝が行われ、第2試合で下関国際(山口)が近江(滋賀)を8ー2でくだし決勝へと駒を進めた。
この試合、近江のエースで4番・山田陽翔は6回2/3を投げ、5失点ながら7奪三振とした。松坂大輔(横浜)らを超える甲子園通算12勝目はならなかったものの、これで通算115奪三振とした。
これにより柴田勲(法政二)と石井毅*(箕島)の113奪三振を抜き、単独3位とし、甲子園を去る。
◆下関国際が初の決勝進出 近江・山田は歴代3位115奪三振、5戦計644球の熱投も力尽きる
■通算最多奪三振の1位は桑田真澄
甲子園での通算最多奪三振記録は、桑田真澄(PL学園)。前人未到の150奪三振を達成している。2位は島袋洋奨(興南高)。
ちなみにひとつの大会における最多奪三振数では1958年、板東英二(徳島商)が記録した83個。2位は、2006年斎藤佑樹の78個。3位は2012年松井裕樹(桐光学園)の68個となっている。
*現在、養子縁組により木村竹志と改名。
■甲子園通算奪三振10傑
記録は2022年8月20日現在。
投手
学校
所属プロ球団
甲子園最高成績
出場年
奪三振
投球回
奪三振率
1位
桑田真澄
PL学園
巨人など
優勝、夏1,春1
1983〜85
150
197 2/3
6.83
2位
島袋洋奨
興南高
ソフトバンク
優勝、夏1,春1
2009、10
130
115 2/3
10.12
3位
山田陽翔
近江
準優勝
2021、22
115
115
9.0
4位
柴田 勲
法政二
巨人
優勝、夏1,春1
1959〜61
113
103 2/3
9.81
4位
石井 毅(木村竹志)
箕島
西武
優勝、夏1,春1
1978、79
113
138 1/3
7.35
6位
斎藤佑樹
早稲田実
日本ハム
優勝、夏1
2005、06
104
106
8.83
7位
尾崎行雄
浪商
東映
優勝、夏1
1960、61
102
89
10.31
7位
田中将大
駒大苫小牧
ヤンキースなど
優勝、夏1
2005、06
102
91 1/3
10.05
8位
奥川恭伸
星稜
ヤクルト
準優勝
2018、19
100
87 1/3
10.31
10位
松坂大輔
横浜
レッドソックスなど
優勝、夏1
1998
97
99
8.82
10位
荒木大輔
早稲田実
ヤクルト
準優勝
1980〜82
97
141
6.19
◆下関国際が初の決勝進出 近江・山田は歴代3位115奪三振、5戦計644球の熱投も力尽きる
◆近江の山田陽翔、レジェンド松坂大輔越えなるか 現在5位タイ【通算勝利数】
◆仙台育英、東北対決制し7年ぶり決勝進出 19安打18得点で悲願の“白河の関”越え王手
文●SPREAD編集部