CATレディース初日 女子ゴルフの国内ツアー・CATレディースが19日、神奈川・大箱根CC(6638ヤード、パー72)で開幕された。昨年11月の最終プロテストに一発合格した19歳の竹田麗央(ヤマエグループHD)が、5バーディー、ボギーなしの…

CATレディース初日

 女子ゴルフの国内ツアー・CATレディースが19日、神奈川・大箱根CC(6638ヤード、パー72)で開幕された。昨年11月の最終プロテストに一発合格した19歳の竹田麗央(ヤマエグループHD)が、5バーディー、ボギーなしの67で回り、首位に1打差の5アンダーで4位発進。元賞金女王・平瀬真由美の姪として注目を集め、今季8試合で最高は11位。前週ツアー初優勝を飾った岩井千怜(Honda)に続く初Vを目指す。若林舞衣子(ヨネックス)ら3人が6アンダーで首位。

 ルーキーの竹田が好発進した。持ち前の飛距離に加え、ショットがピンに絡んでスコアアップ。最終9番パー5は、グリーンエッジからの第3打をピン1メートルにつけて5つ目のバーディーを奪った。

「ボギーなしが良かったです。大きなミスがなく、トラブルになることなく回れました。前半はチャンスをあまり生かせませんでしたが、後半はバーディーを決められました」

 昨年11月の最終プロテストを5位で合格。母・哲子(さとこ)との母子プロは史上4組目だ。将来の夢には叔母や母が果たせなかった海外メジャー優勝を掲げているが、昨年12月のツアー予選会(QT)は1次を不通過だった。今季前半戦は5試合に主催者推薦で出場。第1回リランキングで50位に浮上し、中盤戦は今大会で3試合目だ。高卒1年目としては悪くない成績だが、「自分ではもっとできると思っています」と満足していない。

 1学年上の岩井のツアー初優勝も刺激になっている。昨年は、コロナ禍で延期された2020年度プロテストが6月に実施。この日も首位の天本、岩井と自身が4位、小倉彩愛と後藤未有が8位と20、21年度にプロテスト合格を果たした選手5人がトップ10発進した。

「千怜さんはジュニアの頃から一緒の試合に出てきた先輩で、いつも優しく接してくださいます。優勝は『すごい』と思いましたし、刺激になりました。私も早く優勝したいです」

 コースは6638ヤードと距離があり、フェアウェーが広め。飛ばし屋には有利の設定で、ドライバーショット250ヤード超の竹田は「そうですね。飛距離を生かしていきたいと思います」と言葉に力を込めた。(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)