21日に札幌競馬場で行われる札幌記念(GII、芝2000m)の「血統傾向」を分析する。桜花賞などGI3勝のソダシや、今年…
21日に札幌競馬場で行われる札幌記念(GII、芝2000m)の「血統傾向」を分析する。
桜花賞などGI3勝のソダシや、今年の金鯱賞勝ち馬のジャックドール、ドバイターフを逃げ切ったパンサラッサ、昨年のオークス以来の重賞制覇を狙うユーバーレーベンら、まるでGIのような豪華メンバーが揃った。
◆【札幌記念2022予想/危険な人気馬】文句なしの実績上位のGI馬を“消し”評価 「気になる同型の存在」
ここでは、血統データから読みとく札幌記念の推奨馬を紹介する。先週の関屋記念では、推奨したシュリが12番人気ながら2着に激走。今週も馬券的に面白そうな狙い目をピックアップしていきたい。
■パワーとスピードの持続力に富んだキングマンボの血
データは2017年以降の札幌記念を集計。3着内馬の血統表は以下の通り。
一覧をみると近5年の3着内種牡馬は5頭のみと偏った結果になっている。そのなかでトップの勝ち星を挙げているのがハービンジャー産駒だ。10頭出走し半数が馬券圏内に入る好調ぶりだが、今年は出走馬がおらず来年以降に注目したい。次にハービンジャー同様、半数が馬券圏内に好走しているディープインパクト産駒だが、好走しているのは4-5歳馬が大半を占めており、今年は高齢馬の出走が多い点を踏まえるとディープインパクト産駒以外のところから推奨馬を狙っていきたい。
今回は単複の回収値が100を超えているキングカメハメハ産駒を含むキングマンボ系を狙っていきたい。その理由として、札幌競馬場は洋芝でパワーを要する馬場。また、コーナーが大回りでコース全体もほぼ平坦なため、ペースが緩みにくいのでロングスパートができるスピードの持続力の高さが必要となってくる。以上の点から、パワーとスピードの持続力に富んだキングマンボ系の好走しやすいレースと考える。さらに、先週日曜に開催された藻岩山特別(札幌芝2000m)ではキングマンボ系のワンツー決着。現在の馬場もフィットしてそうなだけに今回はキングマンボ系の馬から推奨馬をピックアップしたい。
1頭目は、父がキングカメハメハのアラタ。昨年は条件戦から4連勝でオープン入り。その勢いのまま福島記念で3着に入り、重賞制覇も時間の問題かと思わせたが、4カ月の休養明けの近3走は、8→5→6着ともどかしい内容が続いている。しかし父キングカメハメハ×母父サンデー系の牡馬は叩いてよくなるタイプが多く、明け4戦目に札幌の芝のレースに出走すると【2-1-2-2】(勝率28.6%、連対率42.9%、複勝率71.4%/単回収値1195)とサンプルは少ないものの好走率、回収率ともに期待値が非常に高い。明け4戦目の今回はまさに走り時と言えそうで、一発の可能性は十分だ。
2頭目は父がルーラーシップのアンティシペイトをピックアップ。前走の七夕賞では、中団で構えて、最後の直線も鋭く脚を伸ばして3着に食い込んだ。また、父ルーラーシップ×母父ディープインパクトの血統配合の牡馬は夏場に強く、特に8月に芝レースに出走すると【4-3-2-1】(勝率40.0%、連対率70.0%、複勝率90.0%/単回収値91)と非常に高い勝率をマーク。本馬も昨年にオホーツクSを勝つなど8月は3戦して2勝2着1回と狙うには絶好のシーズンだろう。本馬のオーナーであるG1レーシングも2018年にサングレーザーが勝利して以来、4年連続して馬券圏内に入る相性の良いレース。意外と人気の盲点になりそうなこの馬を推奨したい。
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文●中井達也(SPREAD編集部)