復帰待たれたタティスJr.は禁止薬物使用で80試合出場停止 トップ選手の年俸が高騰し、長期契約も多いメジャーリーグではそ…
復帰待たれたタティスJr.は禁止薬物使用で80試合出場停止
トップ選手の年俸が高騰し、長期契約も多いメジャーリーグではその期待に見合った成績を残せなくなってしまうケースも多い。米スポーツメディア「ブリーチャー・リポート」は今シーズン起きた「15の失望」と題する記事で、様々な理由から“不良債権”となってしまった選手の今に迫っている。
パドレスのフェルナンド・タティスJr.内野手は12日(日本時間13日)に、禁止されているパフォーマンス向上薬「クロステボル」の使用が発覚し、計80試合の出場停止処分を受けた。記事ではタティスJr.が昨季、メジャーリーグすべての打者の中でWAR(勝利寄与度)がトップだったこと、怪我をする前にはナ・リーグMVPの最有力候補だったことを紹介。さらに3月半ばに左手首を骨折して戦線離脱し、当初の3か月からどんどん復帰が遅れていったと指摘している。
「怪我は起きるものだし、リハビリが予定より時間がかかるのは、珍しいことではない。しかし、タティスの欠場は特に失望だと思えるものだ」と厳しい言葉を並べた。
他に挙がっているのはナショナルズの左腕パトリック・コービン投手だ。6年総額1億4000万ドル(約187億円)という超大型契約でプレーしており、今季の年俸も球界10位の2340万ドル(約31億2000万円)。ただ、ここまで残している数字は23試合で4勝16敗、防御率7.02という惨めなものだ。記事は「史上最悪の10契約」の1つとして、歴史に名を残すかもしれないと指摘している。
「先月の彼は紛れもなく大失敗。無能さは歴史的なレベル」とまで糾弾。もしシーズンがこの時点で終われば、コービンはメジャー史上21人目、2003年のコルビー・ルイス(元広島)以来となる「110回を投げ防御率7.00以上」の投手になるという。さらにナショナルズは、コービンに来季2440万ドル(約32億5000万円)、2024年には3540万ドル(約47億2000万円)の支払い義務がある。
トラウト、ゲレーロJr.やソトの名前も「予想通りでない」
記事ではさらに、エンゼルスの主砲マイク・トラウト外野手や、昨季大谷翔平投手と激しい争いの末にア・リーグ本塁打王に輝いたブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手、ナショナルズからパドレスに移籍したばかりのファン・ソト外野手にも触れている。シーズン前のMVP予想から見れば「相当な期待外れだ」という。
春季キャンプ終了時点で、米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」の予想では、ア・リーグのMVP予想は大谷が僅差のトップ、ゲレーロJr.とトラウトが同率で続き、ほぼ3人の戦いになると予想されていたという。ソトは同じ記事でナ・リーグの筆頭候補に挙がっていた。
「改めて言うが、この3人はかなり優れた選手だ。ただ単に、予想通りの素晴らしさではないというだけだ」と“やや期待外れ”のシーズンを送っていると指摘した。(Full-Count編集部)