★慶大 終盤に精彩を欠き無念の敗戦

前日に満塁本塁打2本で劇的勝利を果たした慶大は、28日の早慶戦2回戦で勝てば6季ぶり35度目の優勝が決まったが、終盤で力尽き6対12で敗戦。この結果、勝率差により立教大の35季ぶり13度目の優勝が決まった。

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 初回から点を取り合うシーソーゲームは、5回に慶大が押し出しと瀬尾翼内野手(4年・早稲田佐賀)のタイムリーで6対5と逆転に成功した。

 だが7回裏、慶大3番手の高橋亮吾投手(2年・慶應湘南藤沢)が二死満塁のピンチを招くと、早大の代打・福岡高輝内野手(2年・川越東)に左中間を破る走者一掃の二塁打を浴び逆転を許す。さらに遊撃手の照屋塁内野手(4年・沖縄尚学)の失策と四球でピンチを広げると、檜村篤史内野手(2年・木更津総合)にも2点タイムリーを浴び、この回5失点。8回には4番手の関根智輝投手(1年・都立城東)も早大打線の勢いを止められず2失点しダメ押しをされた。

 打線も6回以降1人の走者も出せずに、6対12で試合終了。今季5本塁打の主砲・岩見雅紀外野手(4年・比叡山)は「プレッシャーのかかる場面で打てずに4番の仕事が果たせませんでした」と肩を落とした。

3打数無安打に終わった岩見雅紀(慶應義塾大)=神宮球場

明日の早慶戦3回戦に向けて岩見は「勝ち点を取って今季を終えたいです」と悔しさを押し殺して抱負を語った。

◎慶應義塾大・大久保秀昭監督
「ここまで頑張ってきた投手陣が打たれてしまったので仕方ないです。自力優勝できるチャンスがあったので悔しいです。投手はゲームを作ってくれる試合が多かったですが、一番大事なところでそれができず宿題になりました。下級生も多いのでこれをバネにして欲しいです」

◎慶應義塾・照屋塁主将
「本当に悔しいです。今までやってきたこと、目の前のできることをやっていこうと思っていましたが、力が足りませんでした。明日は応援しれくれる人のためにも、今までやってきたことを出したいです」

慶應義塾大vs早稲田大 2回戦
慶應義塾大 103020000=6
早稲田大  20210052X=12
【慶】菊地、高橋(佑)、●高橋(亮)、関根—郡司
【早】柳澤、二山、◯北濱、小島—小藤、岸本
本塁打:早稲田大・佐藤(晋)《1回2ラン》

文・写真:高木遊