男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)は14日、シングルス決勝が行われ、世界ランク23位のP・カレノ=ブスタ(スペイン)が第8シードのH・フルカチュ(ポーランド)を3-6,6-3,6-3…

男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)は14日、シングルス決勝が行われ、世界ランク23位のP・カレノ=ブスタ(スペイン)が第8シードのH・フルカチュ(ポーランド)を3-6,6-3,6-3の逆転で破り「ATPマスターズ1000」初のタイトルを獲得した。
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今大会、1回戦で第11シードのM・ベレッティーニ(イタリア)、3回戦で第7シードのJ・シナー(イタリア)を下して「ATPマスターズ1000」で初の決勝に駒を進めた31歳のカレノ=ブスタ。
決勝戦の第1セットではフルカチュに6本のサービスエースを決められるなどブレークチャンスを1度も握ることができないまま先行を許す。第2セットでも計7本のエースを放たれるなどリターンには苦しむが、第2ゲームでこの試合初めて訪れたブレークチャンスをものにしリードすると、それを守り切りセットカウント1-1に追いつく。
ファイナルセット、第3ゲームで先にブレークしたカレノ=ブスタはその後も、フルカチュに対しブレークポイントを与えることなく終盤に。ゲームカウント5-3で迎えた第9ゲームのリターンで優勝を決めるブレークを奪い、1時間45分で優勝を決めた。
カレノ=ブスタにとってこのトロフィーはシングルス通算7個目、今季初の栄冠。一方、敗れた25歳のフルカチュは昨年3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)以来 約1年5カ月ぶりの「ATPマスターズ1000」のタイトル獲得とはならなかった。