前回大会優勝の長曽根ストロングスと中条ブルーインパルスの決勝戦 小学生の日本一チームを決める「高円宮賜杯第42回全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント」は13日、準決勝2試合を行った。第1試合は前年度優勝の長曽根ストロングス(大…

前回大会優勝の長曽根ストロングスと中条ブルーインパルスの決勝戦

 小学生の日本一チームを決める「高円宮賜杯第42回全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント」は13日、準決勝2試合を行った。第1試合は前年度優勝の長曽根ストロングス(大阪)が熊谷グリーンタウン(埼玉)に5-0で勝利。第2試合は大粒の雨が降り、2度中断する悪条件の中、中条ブルーインパルス(石川)が新家スターズ(大阪)を3-2で下した。決勝戦はあす14日に行われる。

 台風8号の影響を考慮して前日に試合開始時間が1時間早められることが決まり、午前8時にプレーボールした準決勝第1試合。2年連続の日本一を目指す長曽根ストロングスは2回、2死二塁から7番・北野智士くん(6年)の右翼線二塁打で先制した。

 先発・山口寛太くん(6年)が安定した投球でスコアボードにゼロを並べると、打線は4回に援護する。安打と四球などで2死満塁のチャンスをつくり、9番・戸口想大くん(5年)が中堅へ鋭い打球を弾き返す。中堅手の右を抜ける三塁打となり、3点を追加した。投打がかみ合った長曽根ストロングスは5-0で熊谷グリーンタウンに勝利した。

中条ブルーインパルスは完全試合投手が失点も終盤に逆転

 準決勝第2試合は終盤までもつれる一戦となった。新家スターズは、1日の3回戦で完全試合を達成した中条ブルーインパルスの服部成くん(6年)は4回まで無安打投球するなど安定した投球を見せていた。5回に5番・原田奏志くん(6年)に初安打を許すと、7番・西川秀祐くん(6年)の適時三塁打と内野ゴロの間の得点で2点を奪い逆転を許した。

 しかし、中条ブルーインパルスは、直後の裏の攻撃で2死二、三塁のチャンスをつくり、相手のけん制球から挟殺プレーとなり、三塁手の悪送球で2点を取って試合をひっくり返した。そのままリードを保って3-2で勝利。雨で2度、中断する難しいコンディションの中、接戦を制して決勝にコマを進めた。

 決勝戦は連覇を狙う長曽根ストロングスと、初優勝を目指す中条ブルーインパルスの対戦に決まった。あす午前9時から予定されている。