フランス・リヨンで開催された「リヨン・オープン」(ATP250/フランス・リヨン/5月21~27日/賞金総額48万2060ユーロ/クレーコート)のシングルス決勝で、第2シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)が第3シードのトマー…

 フランス・リヨンで開催された「リヨン・オープン」(ATP250/フランス・リヨン/5月21~27日/賞金総額48万2060ユーロ/クレーコート)のシングルス決勝で、第2シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)が第3シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を7-6(2) 7-5で下し、クレーコートでは初めてATPツアーのタイトルを獲得した。

 この試合のツォンガはサービスが好調で、ファーストサービスのポイント取得率は93%、サービスエースを13本奪い、2本許したブレーク・ポイントはすべてしのいでベルディヒに付け入る隙を与えなかった。

 全仏オープン開幕を前にタイトルを獲得したツォンガだが、全仏では1983年にヤニック・ノア(フランス)がタイトルを獲得したのを最後にフランス人選手の優勝者はいない。

 ツォンガは、今年3月に第一子が誕生。右肩の故障もあり、今大会前の2ヵ月間で4試合しか戦っていなかった。

 今年2月には、ロッテルダム(ATP500/室内ハードコート)とマルセイユ(ATP250/室内ハードコート)で2週連続優勝を果たしたツォンガだったが、今月初めのマドリッド(ATP1000/クレーコート)では2回戦でケガを理由に途中棄権し、ローマ(ATP1000/クレーコート)は出場を辞退していた。

 リヨンは、伝統的な全仏オープン前哨戦だったニース・オープンに代わり、今年からカレンダーに追加された大会だ。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「リヨン・オープン」(ATP250)で優勝したジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)

Photo: Jo Wilfried Tsonga of France celebrates winning the Final of Open Parc of Lyon 2017 on May 27, 2017 in Lyon, France. (Photo by Romain Lafabregue/Icon Sport)