9日の試合でパイレーツのカストロが全力プレーを見せた後に… 米大リーグの試合で笑撃の珍光景が繰り広げられた。9日(日本時間10日)にアリゾナ州で行われたダイヤモンドバックスとパイレーツの一戦で、ヘッドスライディングを見せた選手のポケットから…

9日の試合でパイレーツのカストロが全力プレーを見せた後に…

 米大リーグの試合で笑撃の珍光景が繰り広げられた。9日(日本時間10日)にアリゾナ州で行われたダイヤモンドバックスとパイレーツの一戦で、ヘッドスライディングを見せた選手のポケットから予想外のアイテムが噴出。塁審に指摘を受ける姿が中継映像に流れ、大きな話題を呼んでいる。

 ダイヤモンドバックスが2-0でリードして迎えた4回表パイレーツの攻撃。四球で一塁にいたロドルフォ・カストロは、続くオニール・クルーズの中前打で三塁を陥れた。懸命のヘッドスライディングで“してやったり”の様子だったが、その際に左のお尻のポケットからなぜかスマートフォンがポロリ。塁上で返球の行方を追ったカストロだったが、背後にいた塁審が冷静に地面を指差した。

 この動画を米アリゾナ州の地元中継局「バリー・スポーツ・アリゾナ」の公式ツイッターが公開。実況席でも「ハッハッハ」と笑いが止まらない様子だった。ファンからも「これは絶対にダメでしょ」「選手たちは試合中にスマホ持っているの?」「これはルール内ではないと確信している」といった驚きの声だけでなく、「愛車の保証期間延長の電話を逃したくなかったんだよ」「新たなサイン盗み計画の一つかも」といった爆笑コメントが寄せられている。

 米地元スポーツメディア「DKピッツバーグ・スポーツ」の記者で、全米野球記者協会のメンバーであるアレックス・スタンフ氏は自身のツイッターで「デレク・シェルトン監督は、カストロは常にスライディング用手袋を入れており、携帯電話を入れていることに恐らく気づいていなかったのではないかと指摘した」と記した。

 MLBではフィールドやダグアウトでの電子機器使用は禁止されているが、スタンフ氏は「カストロに試合中の携帯電話使用の意図はなかった」とし、カストロがチーム通訳を通じて釈明した際のコメントも紹介している。

「ロッカールームで身支度を整えて食事を取った。まだ携帯を置いていなかったなんて全く思いもしなかった。ポケットにスライディング用手袋を入れた時も全く気付かなかった。とんでもないことが起きてしまった。故意ではなく、これまでこのようなことをしたことはないし、気づかなかったために起きてしまったことだ。これはアクシデントそして過ちであって、僕はここから学んでいく」(THE ANSWER編集部)