渋野日向子が全英V争いの中で取った行動とは 同伴競技者と楽しむ。ゴルフの魅力を体現していた。7日に行われた米女子ゴルフの海外メジャー今季最終戦・AIG全英女子オープン。渋野日向子(サントリー)は通算9アンダーで1打差3位だった。優勝したアシ…

渋野日向子が全英V争いの中で取った行動とは

 同伴競技者と楽しむ。ゴルフの魅力を体現していた。7日に行われた米女子ゴルフの海外メジャー今季最終戦・AIG全英女子オープン。渋野日向子(サントリー)は通算9アンダーで1打差3位だった。優勝したアシュリー・ブハイ(南アフリカ)と最終日最終組の熱戦。ブハイのパットが惜しくも外れた瞬間、渋野も思わずリアクションした。大会公式が「若手の模範」と動画を公開すると、海外ファンから「勝つことよりも大事な姿勢」と称賛のコメントが寄せられた。

 優勝争いの中でも変わらなかった。ブハイのロングパット。ボールはほんのわずかカップに届かなかった。同伴競技者として見守っていた渋野は、ギリギリで止まるボールにリアクション。ブハイのキャディーとともに膝をカクンと折っていた。日本ツアーでも他の選手のプレーに「ナイスバーディー!」など声かけを忘れない渋野。全英でも似たような様子だったようだ。

 動画を公開したAIG全英女子オープン公式ツイッターは、文面で「若いゴルファーたちへの模範。ヒナコ・シブノは最終日、ブハイのパット成功を願った。真のスポーツマンシップ」と称賛。海外ファンからも「第一にスポーツマンシップ」「勝つことよりも大事な姿勢を持っている人の例」と注目を浴びた。

 3年ぶりの全英2勝目を逃した渋野。ブハイは10アンダーで並んだチョン・インジ(韓国)を制し、米ツアー初優勝をメジャーで飾った。渋野はプレーオフの最中もブハイの夫にサムアップでエールを送るなど、ライバルの健闘を願うような行動を見せ、話題となっていた。(THE ANSWER編集部)