「応援が衝撃的でした」お気に入りは外国人選手と外野守備 女優の奥山かずささんが自身のSNSでロッテのホームゲームを観戦し…

「応援が衝撃的でした」お気に入りは外国人選手と外野守備

 女優の奥山かずささんが自身のSNSでロッテのホームゲームを観戦したことを報告したのは7月19日のことだった。小学生の頃から野球、ソフトボールをプレー。野球を愛する女優であり、芸能界“No.1”と自負する投球フォームは美しく、プロ野球の始球式でも話題になったほど。そんな奥山さんは芸能界に入る前から「ロッテファンなんです」と告白。学生時代の忘れられない光景がある。

 初めて球場で観戦したのは今から約10年前のことだった。当時、仙台で大学生だった奥山さんは楽天の本拠地(現・楽天生命パーク)が自宅から近かったため「ちょっと行ってみようかな」と思い、友人たちと足を運んだ。その試合が楽天とロッテの試合だった。“黒一色”だったロッテ側の外野席は今でも記憶されている。

「もう、完全にロッテの応援に魅了されてしまいました。熱量がすごかったです。ビジターなのにずっと飛んでいましたし、皆さんの声量、一体感、盛り上がりはすごいな、と感じました。その年、ロッテの楽天戦(ビジター)はほとんど観戦したのですが、その衝撃は今でも忘れないですね」

 楽天のファームゲームが開催されていた利府町にもロッテとのイースタン戦を見に行くようになった。奥山さんは1、2軍問わず、ロッテ選手の守備が好き。当時の推し選手は、華麗な守備を誇った内野手、クルーズ。他にも外野手が好きで角中勝也、荻野貴司、伊志嶺翔大らの動きに着目していた。

「クルーズ選手は見たこともないような華麗な守備でしたよね。捕球してから送球までのスピードが速い。ボールをいつ持ち替えたのかもわからない。グラブやハンドトスも凄く、衝撃的に守備がカッコ良かったです。外野手は皆さん足が速くて、ボールの落下点に入るスピードや、ジャンピングキャッチ、スライディングキャッチも素晴らしかった。広い守備範囲を駆け巡るのが好きです」

 今はマーティン、レアード、エチェバリアが「推し」という奥山さん。試合観戦をSNSで報告したのは7月19日の西武戦のことだった。ロッテの勝利に喜び「最高なのよ。またすぐ行きます」とロッテのデザインが施されたコップを片手に笑顔。心地よい千葉の風を感じながら、黒マスク、黒の洋服で観戦している。

グッズショップに立ち寄り、ロッテのマスクを着用…いざ久しぶりの観戦へ

 試合前にはグッズショップに立ち寄り、マスクを購入してスタンドに上がった。大学卒業後に芸能界に入ったが、それから本拠地での試合観戦は時間の都合が合わず、できなかった。約5年ぶりのマリンスタジアム。試合前からソワソワしていたという。

「(最寄りの)海浜幕張の駅を降りた時から『うん、うん、うん……こんな感じ』って気持ちが高まり、もうちょっと観戦モードが始まっている感じでした。朝からワクワクしていました。天気とかも調べちゃいましたね」

 前回、マリンスタジアムへは「一人で応援が見たくて来ました」と学生最後に訪れたという。それくらいロッテ愛が強かった。久しぶりの観戦となったホームゲームでロッテは初回に3点を失うも、7回には中村奨の3ランで逆転勝利。祈るような気持ちで視線を選手たちに送っていたという。

「すごいハラハラしましたが、楽しい試合でした。今年のナイターは暑いかなと思っていましたけど、思った以上に涼しくて過ごしやすかったです。やっぱりマリンスタジアムは何度来てもいいですね」

 仕事上、頻繁に球場へは来られないが、スマートフォンでロッテの経過や結果をチェックするのは日常のこと。奥山さんの父は青森・三沢高校で太田幸司氏とともに甲子園の土を踏んだ球児で、自分自身も兄の影響で小学生の頃から野球とソフトボールで汗を流すなど、ずっと野球がそばにあった。これからも大好きな野球とロッテの存在を力に変え、女優業をまい進していく。

○奥山かずさ(おくやま・かずさ)1994年3月10日生まれ、青森県出身。小学4年から野球を始め、中学・高校ではソフトボール部に所属。2016年に「第1回ミス美しい20代コンテスト」で準グランプリを獲得し、本格的に芸能界へ。2018年にはスーパー戦隊シリーズ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」で女優デビューを果たし、注目を集めた。多くのドラマに出演する一方で、グラビア活動も精力的に展開。2021年9月には、自身3冊目の写真集となる「月刊 奥山かずさ・想」(小学館)を出版。オスカープロモーション所属。(Full-Count編集部)