■8月7日/明治安田生命J1第24節 川崎フロンターレ2-1 横浜F・マリノス(等々力) 優勝争いの行方に関わる大一番で…
■8月7日/明治安田生命J1第24節 川崎フロンターレ2-1 横浜F・マリノス(等々力)
優勝争いの行方に関わる大一番で、とても珍しい場面があった。それは、この試合に先発出場した川崎フロンターレFW家長昭博が判定について主審に抗議したことだ。
当該の場面は、1-1で迎えた84分頃だ。センターサークルでボールを受けた横浜FMの永戸勝也が前進し始めたところに、家長が背後からうまく体を入れて奪取。そのボールをコントロールしようと左足を伸ばしてジェジエウに渡そうとしたところで体を寄せてきたFWレオ・セアラと接触し、2人ともピッチに倒れてしまった。
ここで主審は笛を吹く。しかし、ファールを取ったのは家長に向けてだった。その瞬間、背番号41は顔をしかめて主審に抗議したのだ。指さして説明を求めながら、口を大きく開けながら詰め寄る姿に、思わず小林悠が急いで間に入ったほどだ。
これに対し、武岡優斗氏は自身のツイッターで「ここまで怒るアキちゃんは珍しい」とコメント。2人とも1986年6月生まれの京都府出身で、2017年から18年までの2年間は川崎でともにプレーした間柄でも、「珍しい」と感じた場面だった。
サポーターからも「家長珍しく怒る」「珍しく熱くなって主審に抗議してる」といった感想が多く見られた。そして、「家長さんが審判にびっくりするほどおこだったけど、でもやっぱプロだし、初めてやったじゃ済まされない事もある」などの擁護する意見も多かった。
■主審は後半途中からのレフェリーでJ1デビュー
両チームともに、この試合にかける気持ちは強かった。試合終盤の劇的な得点で勝利を収めた川崎の選手の中には、試合後、涙を流す選手もいたほどだ。試合開始時点での横浜F・マリノスと川崎との勝ち点差は「11」。消化試合が2試合少ないとはいえ、引き分け以下では優勝争いから脱落する恐れもあった。
ちなみに、主審はこれが初めてのJ1でのレフェリーだった。木村博之主審が笛を吹いていたものの、後半途中に足の負傷を感じ、第4の審判である佐藤誠和氏が代わりに笛を吹いていた。
勝利への強い気持ちを持っていた家長は、後半アディショナルタイムに右サイドから見事なアシストを送り、ジェジエウの決勝弾をアシスト。チームを苦境から救っている。
家長の珍しい抗議場面は、勝利に対する強い気持ちだった。