男子テニスのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)は7日、ダブルス決勝が行われ、N・キリオス(オーストラリア)/ J・ソック(アメリカ)組が第4シードのI・ドディグ(クロアチア)/ A・クライチェック(アメリカ…

男子テニスのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)は7日、ダブルス決勝が行われ、N・キリオス(オーストラリア)/ J・ソック(アメリカ)組が第4シードのI・ドディグ(クロアチア)/ A・クライチェック(アメリカ)組を7-5, 6-4のストレートで破り、優勝を果たした。これにより、キリオスは単複制覇となった。
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27歳のキリオスは同日に行われたシングルスの決勝で世界ランク96位の西岡良仁を6-4,6-3のストレートで破り、今季初優勝と共に2019年のシティ・オープン以来 約3年ぶりとなるツアー優勝。キャリア7勝目を飾っていた。
キリオス/ソック組は今大会の準決勝でワイルドカード(主催者推薦)で出場していたA・デ ミノー(オーストラリア)/ F・ティアフォー(アメリカ)が試合前に棄権したため、勝ち上がった。
この試合の第1セット、お互いにサービスキープが続くもキリオス/ソック組は第11ゲームでブレークに成功し先行する。続く第2セットでは第1ゲームでブレークに成功。その後はブレークチャンスを与えることなく、1時間19分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにキリオス/ソック組のコメントを掲載。キリオスは「両方(シングルスとダブルス)のタイトルを取ることができて、本当にうれしいよ。この勢いを保っていけるといいんだけどね」と語った。
一方のソックは「彼らとは常にタフな試合になると思っていた。チャンスを得るためにはベストを尽くさなければならなかった。ニック(キリオス)の粘り強さには感謝しなければならない。普通の人なら、できないね。彼は毎回エネルギー全開で臨み、コート内外で準備に余念がないよ」と述べた。
キリオスは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、前週のアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250)に続くダブルス3勝目となった。なお、2つの大会ではT・コキナキス(オーストラリア)とペアを組み出場している。
一方、ソックはJ・イズナー(アメリカ)とペアを組んで出場した3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)以来、今季2度目のダブルス優勝となった。