■8月6日/明治安田J1リーグ第24節 名古屋グランパス 3―0 浦和レッズ(豊スタ) 浦和レッズは豊田スタジアムにて名…

■8月6日/明治安田J1リーグ第24節 名古屋グランパス 3―0 浦和レッズ(豊スタ)

 浦和レッズは豊田スタジアムにて名古屋グランパスと対戦した。

 リーグ戦とルヴァンカップで両チームが激突する3連戦の”第2試合”は、互いに第1戦目とはスターティングメンバーを半分以上を変更。浦和は8人、名古屋は6人を入れ替えて臨んだ。

 ゲーム序盤、両者の間にプレッシング面で違いが生じる。浦和は相手CBまで積極的なプレッシングを行い、出し手に制限をかけつつボールを回収していた。一方の名古屋は、浦和CBには比較的自由に持たせてそれ以外の選手をマークしつつプレッシングを行った。

 ボール保持時に共通していたのは、ロングボールを蹴らないこと。特に、名古屋は組織として前進するのが浦和ほど得意ではないものの、後方の選手はギリギリまで寄せられてもショートパスでつなごうとし、ボールを大事にする意思を見せていた。

 そんなホームチームに対して、浦和は2列目+キャスパー・ユンカーが連携してサイドに追い込みつつ効果的にボールを奪取。次第に浦和がボールを握って名古屋がミドルプレスで構えるという構図になった。

■またしても10番の左足が起点に

 浦和は横幅を広く取りつつ横方向にボールを動かし、相手のマンマークがずれた瞬間を狙って斜めのパスを刺し込んで前進。アタッキングサードまでの侵入方法を確立し、あとはどう名古屋ゴールを破るかに焦点が当てられていた。

 逆にピンチになりそうな場面と言えば、マテウスにフリーで左足を振られるシーンのみだったと言っていい。前半はドリブラーである相馬勇紀の見せ場は少なく、浦和の選手たちはマテウス以外にはそれほど怖さを感じていなかったはずだ。

 ところが、その背番号10に突破口をつくられた。27分に相手スローインの流れから自陣左サイドにてマテウスにボールを持たれ、明本考浩が寄せると、股を通されながらのクロスを上げられる。このボールを受けた永井謙佑にゴール前へパスを送られ、最後は重廣卓也に合わせられて失点を喫した。前回対戦同様、名古屋の背番号10が起点となってゴールをこじ開けられている。

■伊藤が流れを変えようとした矢先…

 浦和は0-1になったあともボールを保持。しかし、今回の2CHに選ばれた平野佑一柴戸海は前線への攻撃参加が得意な方ではなく、ゴール前の崩しに厚みが出ない。ボール保持の展開が続きそうなだけに、この役割を担える伊藤敦樹が後半から登場か…と予想していると、前半途中に柴戸が負傷。喜ばしくない形ではあるものの、40分に伊藤が代わってピッチに送り出された。
 
 伊藤が流れを変えるかに思われた矢先、なんと、アウェイチームは2失点目を許してしまったのだ。49分、相手がクリアしたボールの処理を知念哲矢が誤って永井に渡してしまい、カウンターを受ける。その流れから最後はマテウスに決められ、リードを広げられた。

■流れをものにできず、再度ミスから失点

 ハーフタイム、浦和は関根貴大に代えて小泉佳穂松崎快に代えてダヴィド・モーベルグを投入した。前半のうちに入っていた伊藤も積極的なドリブルを見せ、前回対戦で出場したメンバーが躍動する。決まらなかったものの、後半の序盤には江坂任が決定機を迎えるなど、ゴールに迫る回数を増やしていった。

 しかし、「江坂のシュートが入って1点差になっていれば、何かが起こったかもしれませんでしたが、逆に追加点を取られて突き離されてしまいました」と試合後にコメントしたのはリカルド・ロドリゲス監督。64分には宮本優太が自陣コーナーフラッグでマテウスに寄せられ、パスミスしてしまい永井にカットされる。その流れから永木亮太にシュートを打たれ、1度はGK西川周作が防いだもののこぼれ球を永井に詰められて0-3にされてしまった。

 その後には平野が負傷して大久保智明と交代。前回のゲームではアレクサンダー・ショルツが怪我をしてピッチを後にしていたが、今回は2CHがそろって負傷退場となっている。

 結局、浦和はスコアを動かすことなく、試合は0-3で終了。内容で優位に立っていた前回対戦とは打って変わって、内容も結果も芳しくないまま敗れてしまった。

 しかしあと1試合、名古屋とはYBCルヴァンカップ準々決勝の第2戦が残っている。ここまでの2ゲームでショルツ、柴戸、平野が負傷してしまったが、泣き言は言っていられない。2失点目のきっかけをつくってしまった知念は「絶対勝ちます」と言い放った。最後に勝って3連戦をいい形で締めくくることが目下の最優先事項だ。

 8月10日、埼スタで赤い悪魔の逆襲が始まる。

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