卓球WTTコンテンダーチュニス<8月1日~6日/チュニジア>

本戦2日目の4日、混合ダブルス準決勝で張本智和(IMG)/張本美和(木下アカデミー)が、イシイ/タカハシのブラジルペアをゲームカウント3-1で破り、決勝に進出した。

今大会で初めて結成された、世界的にも珍しい兄妹ダブルスの張本ペア。まだ世界ランキングのない2人と、同15位の強豪日系人ペア・イシイ/タカハシとの戦い。

1ゲーム目はブラジルペアペース。同じコースに打ち続けられて、右利き同士の張本ペアの動きが重なるシーンも見られ、窮屈にされたまま先制される。

イシイ・タカハシ Photo:World Table Tennis

だが第2ゲームからは智和が積極策を講じ、得点するごとに声を大きく出してペアをけん引する。

ここは11-4で一気に奪い、美和のエンジンも全開の3ゲーム目はいきなりの8連続ポイントもあり、ここも取る。

第4ゲームも中盤からは頭一つ抜け出し、最後はツッツキで決めて11-6。第2ゲームからは危なげない試合ぶりだった張本ペア。今大会で初結成ながら、中国ペアなど猛者を破っての決勝進出を果たした。

その決勝では、馮翊新/陳思羽(台湾)と対戦する。

張本智和/張本美和 Photo:World Table Tennis

<WTTコンテンダーチュニス 混合ダブルス準決勝>
張本智和/張本美和 3ー1 イシイ/タカハシ(ブラジル)
5-11/11-4/11-5/11-6