最終日「62」のラウンドでスコットランド女子オープンを逆転優勝 米女子ゴルフのトラストゴルフ・スコットランド女子オープン最終日は31日(日本時間8月1日)、英国・スコットランドのダンドナルドリンクス(6584ヤード、パー72)で行われ、4打…

最終日「62」のラウンドでスコットランド女子オープンを逆転優勝

 米女子ゴルフのトラストゴルフ・スコットランド女子オープン最終日は31日(日本時間8月1日)、英国・スコットランドのダンドナルドリンクス(6584ヤード、パー72)で行われ、4打差の9位から出た古江彩佳(富士通)がコースレコードの62で回り、通算21アンダーの大会新記録で米ツアー初優勝を飾った。ツアールーキーらしからぬ圧巻の内容を見せた中、ホールアウト後に見せた行動にも注目。日本人らしさを見せた振る舞いに「素敵だ」といった声が上がっている。

 グリーンを狙ったショットはほとんどピンに絡み、パットも打てば入るという感じだった古江。6番からの6連続バーディーもさることながら、強風が吹いていた17番でも5メートルのロングパットもラインを読み切って沈め、最終18番も1.5メートルをど真ん中から入れる“無双”状態でフィニッシュした。

 ホールアウト後は、同組で回った2014年エビアン選手権優勝のメジャー女王、キム・ヒョージュ(韓国)やそのキャディーたちと抱擁。健闘を称え合い、コース全体が沸き立っていたが、古江はひっそりとコースに向かって一礼するのも忘れなかった。

 LPGA(米女子ゴルフツアー)の公式ツイッターはこの様子をとらえた動画を公開。日本人ファンからは「ゴルフコースへのリスペクトは決して忘れない」「そして最後の礼…素敵だなぁ」といった称賛コメントが寄せられた。スコアは派手だったが、リアクションは実に奥ゆかしいという古江の人柄を物語る一幕だった。(THE ANSWER編集部)