スコットランド女子オープン最終日で古江が「62」の猛チャージで初優勝 米女子ゴルフのトラストゴルフ・スコットランド女子オープン最終日は31日(日本時間8月1日)、英国・スコットランドのダンドナルドリンクス(6584ヤード、パー72)で行われ…

スコットランド女子オープン最終日で古江が「62」の猛チャージで初優勝

 米女子ゴルフのトラストゴルフ・スコットランド女子オープン最終日は31日(日本時間8月1日)、英国・スコットランドのダンドナルドリンクス(6584ヤード、パー72)で行われ、4打差の9位から出た古江彩佳が10バーディー、ノーボギーのコースレコードとなる62で回り、通算21アンダーの大会新記録で米ツアー初優勝を飾った。ツアールーキーながらも驚異的な追い上げを見せたゴルフをLPGA(米女子ゴルフツアー)は称賛。大逆転を許した2位選手の落胆ぶりを伝えている。

 6番ホールからの6連続を含む、10個のバーディーを重ねて一気に優勝をさらった古江。面白いようにパットが入り、LPGAの公式ツイッターでは古江がバーディーを奪うたびに映像をアップしていくという異例の体制がとられたほどだった。

 3日目を終えて首位と4打差。メディアの注目はトップを並走していたセリーヌ・ブティエ(フランス)とリディア・コ(オーストラリア)の2人に集まっていたが、猛チャージを見せた古江はあっという間に2人を捉えた。終わってみればコースレコードと大会最少ストロークのW新記録で優勝をさらった。

 この快挙をLPGAも公式サイトで称賛。その中で、古江とは対照的に4つのボギーを叩いてスコアを伸ばしきれなかった2位のブティエについて「ブティエは敗戦に失望していた。彼女は最終ラウンドで4ボギー、7バーディーだったが、フルエの勢いを止めることはできなかった」と伝えたうえで、コメントも紹介した。

「最終日最終組をボギーで始めてしまい、気持ちは簡単なものではなかった。その日の気持ちでどうにもならない時がある」と落胆。さらに「風も感じていた。でも来週(AIG全英女子オープン)に向けての準備にもなった。これ以上のプレーは期待できなかったと思う」と通算18アンダーながら完敗を認めていた。(THE ANSWER編集部)