ニューヨーク・ヤンキースは29日(日本時間30日)、本拠地ヤンキー・スタジアムでカンザスシティ・ロイヤルズ戦に挑み、5-…

ニューヨーク・ヤンキースは29日(日本時間30日)、本拠地ヤンキー・スタジアムでカンザスシティ・ロイヤルズ戦に挑み、5-3とリードされたまま8回の裏にアーロン・ジャッジの満塁ホームランを含め8点の猛攻で逆転、そのまま逃げ切り、今季68勝33敗とした。ジャッジは3回にも2ランを放っており、この日は3安打6打点の活躍だった。

◆【実際の映像】ヤンキー・スタジアムを興奮のる堝に巻き込んだアーロン・ジャッジのグランドスラム弾

■MVP争いで大谷から一歩リードか

大谷翔平とアメリカン・リーグのMVPを争うジャッジが止まらない。逆方向、ヤンキース・ファンで埋め尽くされた右中間に飛び込む満塁弾に、レプリカをまとったファンは飛び跳ねて大興奮だ。ジャッジはこの日、40号、41号と固め打ち。1試合複数本塁打は今季9回目となり、これはヤンキースの打者として最多を更新。これから8月を迎えるスケジュールを睨むと、これをどこまで伸ばすか。また、MVP争いでは、チーム低迷に苦しむ大谷を一歩リードした感がある。

MLB公式サイトによると7月終了時点で41本塁打は、ヤンキースの選手としてベーブ・ルース以来。とかく大谷とルースは比較されがちだが、ジャッジもレジェンドに匹敵する活躍を披露している。これまで7月末までの最多本塁打記録は、1998年のマーク・マグワイア(当時セントルイス・カージナルス)と2001のバリー・ボンズ(当時サンフランシスコ・ジャイアンツ)の45本。当該シーズンにそれぞれ70本と73本で当時、シーズン最多記録を更新した。

ジャッジはこの13試合で11本のホームランを放っており、現在シーズン65本ペース。1961年に同じくヤンキースのロジャー・マリスが記録したア・リーグ史上最多のシーズン61本を抜く計算となる。

MLBシーズン最多ホームラン記録はボンズだが、37年間不滅の記録とされて来たマリスの記録を抜いたのは、マグワイアで98年9月8日のこと。マリスの記録を上回ったのは、この2人に加え、同じく98年に66本を記録したサミー・ソーサ(当時シカゴ・カブス)だが、ともにステロイド全盛期だった点が影を落とし、いまだにメジャーにおけるシーズン最多記録は「マリスとすべき」という論調も散見される。このため、これだけのホームランを放ちだから、この3人は野球殿堂入りしていない。ボンズとマグワイアはすでに殿堂入り資格を喪失。上位2者が資格を失った今、ソーサの殿堂入りも望み薄だ。

もしジャッジがマリスの記録を超えるとなると、またも「真のシーズン最多ホームラン」論争が蒸し返されることになりそうだ。

後半戦もヤンキースの勝利数とジャッジの本塁打数からは、目を離せそうにない。

■シーズン本塁打記録(MLB)

順位

本塁打数

選手

達成年

所属

1

73

バリー・ボンズ

2001年

ジャイアンツ

2

70

マーク・マグワイア

1998年

カージナルス

3

66

サミー・ソーサ

1998年

カブス

4

65

マーク・マグワイア

1999年

カージナルス

5

64

サミー・ソーサ

2001年

カブス

6

63

サミー・ソーサ

1999年

カブス

7

61

ロジャー・マリス

1961年

ヤンキース

8

60

ベーブ・ルース

1927年

ヤンキース

9

59

ベーブ・ルース

1921年

ヤンキース

9

59

ジャンカルロ・スタントン

2017年

マーリンズ

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文●SPREAD編集部

41 Home Runs.

It isn't even August. pic.twitter.com/LDiWaCc7Ho

— New York Yankees (@Yankees) July 30, 2022