チェルシーは7月30日、プレシーズンマッチでウディネーゼと対戦。今夏マンチェスター・シティから加入したイングランド代表…
チェルシーは7月30日、プレシーズンマッチでウディネーゼと対戦。今夏マンチェスター・シティから加入したイングランド代表FWラヒーム・スターリングの初ゴールを含む3得点を叩き込み、勝利を収めた。
■ジョルジーニョの鋭い縦パスが起点に
スタディオ・フリウーリ(ウディネーゼのホームスタジアム)に乗り込んだチェルシーは、幸先よく20分に先制に成功。エンゴロ・カンテが相手陣地でボールを運び、ペナルティエリア手前から左足を振り抜いてゴール右下に突き刺した。
そして迎えた37分、スターリングが待望のチェルシー初ゴールを沈める。相手陣地に押し込んだ状態から、ジョルジーニョが右ハーフスペースでボールを引き出すと、ワントラップしてで縦方向に付ける。この鋭いパスをペナルティエリア右で受けたのがスターリングだった。背番号17は最初のタッチでシュートを打てる位置にボールを置き、キックフェイントを挟んで相手GKを転倒させる。その直後にループシュートを打ち、一度は弾かれたもののこぼれ球を押し込んでネットを揺らしている。
41分には1点を返されたが、90分に右サイドからのクロスをメイソン・マウントが落ち着いて決めて、3-1で勝利を収めた。
■CB陣を補強できるか
現在チェルシーは、即戦力クラスのCBが不足している状況だ。今夏にはアントニオ・リュディガーがレアル・マドリードに、アンドレアス・クリステンセンがバルセロナに引き抜かれてしまった。ナポリからカリドゥ・クリバリを引き抜いたものの、まだ獲得は不十分で、3バックの補強が急務となっている。
現時点ですでにマタイス・デ・リフトやネイサン・アケを逃しており、直近ではセビージャのジュール・クンデを狙っていたもののバルセロナに獲得され、新戦力確保に苦戦している。
スターリングなどをはじめとするFW陣はワールドクラスのメンツが揃っているぶん、DF陣もしっかり補強して新シーズンに備えたいところだ。