男子テニスのクロアチア・オープン・ウマグ(クロアチア/ウマグ、レッドクレー、ATP250)は26日、シングルス1回戦が行われ、第8シードのL・ムセッティ(イタリア)が世界ランク283位のA・ベデネ(スロベニア)を6-2, 3-6, 6-1…

男子テニスのクロアチア・オープン・ウマグ(クロアチア/ウマグ、レッドクレー、ATP250)は26日、シングルス1回戦が行われ、第8シードのL・ムセッティ(イタリア)が世界ランク283位のA・ベデネ(スロベニア)を6-2, 3-6, 6-1のフルセットで破り、初戦突破を果たした。
20歳のムセッティは前週のハンブルグ・ヨーロピアンオープン(ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500)では決勝でC・アルカラス(スペイン)を下して悲願のツアー初優勝を飾っていた。
この試合の第1セット、第1ゲームでいきなりブレークに成功したムセッティ。第7ゲームでもブレークを奪うとサービスゲームでは1度もブレークポイントを握られることなく先行する。
しかし、続く第2セットでは第1ゲームで再びブレークに成功したものの直後の第2ゲームから4ゲーム連取を許してセットカウント1-1に追いつかれる。
迎えたファイナルセット、ムセッティはファーストサービスが入ったときに77パーセントの確率でポイントを獲得。互いに1度ずつブレークを奪うと、第4ゲームから4ゲーム連取に成功し、1時間55分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにムセッティのコメントを掲載し「先週は多くのことを学んだと思う。人間としてもプロ選手としても成長できた。この試合では難しい局面がたくさんあったけど、ポジティブな形で臨むことができた」と語った。
「特に第2セットと第3セットの序盤は彼(ベデネ)のプレーがとても良かったので、ブレークする方法を見つけるのは簡単ではなかった。昨日(ウマグに)来たから、休んで100パーセント回復するのは難しかったしね。自分の体調に自信がなかったけど、優勝できてとてもうれしいよ」
勝利したムセッティは2回戦で世界ランク151位のM・チェッキナート(イタリア)と対戦する。チェッキナートは1回戦で同411位のM・ポルジチャク(クロアチア)を6-1, 5-7, 6-2のフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第5シードのA・モルカン(スロバキア)、世界ランク116位のC・ムーテ(フランス)、同120位のF・バグニス(アルゼンチン)らが2回戦に駒を進めている。