先月カシマスタジアムで視察していたハリルホジッチ監督(写真:Getty Images) 日本サッカー協会は25日、キリンチャレンジ杯・シリア戦(6月7日)、W杯アジア最終予選・イラク戦(同13日)に臨む日本代表25名を発表した。 会見に臨ん…


先月カシマスタジアムで視察していたハリルホジッチ監督(写真:Getty Images)

 日本サッカー協会は25日、キリンチャレンジ杯・シリア戦(6月7日)、W杯アジア最終予選・イラク戦(同13日)に臨む日本代表25名を発表した。

 会見に臨んだハリルホジッチ監督はメンバーを発表する前に「この合宿では戦力に少しの変化を加えている。(これまで呼んできた選手の中で)何人かの選手のパフォーマンスに満足していない。新しい選手が加わって来る」と切り出した。

 初招集は4名。GK中村航輔(柏)、DF宇賀神友弥(浦和)、DF三浦弦太(G大阪)に加え、ブルガリア1部で活躍する元町田のMF加藤恒平(ペロエ・スタラ・ザゴラ)がサプライズ選出された。

 中村については、「ここ最近素晴らしいクオリティーを見せている。柏は2位につけているが彼のパフォーマンスによるところが大きい」、宇賀神については「4バックの左で考えている。28歳で経験もある」、三浦については「(このポジションは)森重が先発を張っていたし、丸山もいたが、(最近のパフォーマンスに)満足できなかった。ここ2カ月、(三浦が)特にフィジカル面でいいものを見せてくれている。後ろからの組み立ても賢さを見せる」、加藤については「1年かけて追跡してきた。ブルガリアの現地で4回ほど試合も見た。映像でも見ている。彼はボールを奪う人。しっかり組み立てもできる」と評価した。

 また、海外組ではMF乾貴士(エイバル)が約2年ぶりの復帰。21日のリーガ・エスパニョーラ最終節では、バルセロナから2得点を奪う大活躍を見せていた。

 なお、3月の代表戦に招集されていたメンバーからは、負傷中のMF長谷部誠(フランクフルト)とDF植田直通(鹿島)、GK西川周作(浦和)、GK林彰洋、DF森重真人、髙萩洋次郎(以上、FC東京)、MF清武弘嗣(C大阪)、宇佐美貴史(アウクスブルク)、前回は追加招集の小林悠(川崎F)が落選となった。