卓球のWTTスターコンテンダー ヨーロピアンサマーシリーズ2022<7月11~17日/ハンガリー・ブダペスト>が行われ、女子ダブルスで伊藤美誠(スターツ)/早田ひな(日本生命)ペア、混合ダブルスで張本智和(IMG)/早田ひな(日本生命)ペアがそれぞれ準優勝。

また、女子シングルスでは石川佳純(全農)がベスト4入りを果たした。

久しぶりに中国の1軍選手が揃って参戦し、ハイレベルな戦いとなった今大会。

女子シングルスでは、3名が準々決勝に進出するも伊藤美誠、早田ひなが中国選手に敗れてベスト8止まり。唯一ベスト4入りとなった石川佳純も女子シングルスを制した王芸迪(中国)に力及ばず準決勝敗退に終わった。

女子ダブルスは、世界卓球2019&2021準優勝の伊藤美誠/早田ひなが決勝に進出。

しかしその世界卓球で2度優勝を阻まれた中国最強ペアの孫穎莎/王曼昱に敗れてまたも準優勝。

混合ダブルスも張本智和/早田ひなが決勝で中国ペアに敗れるなど、中国勢にその実力の高さをまざまざと見せつけられる結果となった。

一方、日本男子勢は男子シングルス、男子ダブルスの決勝トーナメントで1勝もできない悔しい結果に。

エースの張本智和と現全日本王者の戸上隼輔(明治大学)がエジプト選手に敗れると、男子ダブルス世界ランク1位の戸上隼輔/宇田幸矢(明治大学)もヨーロッパの国際ペアに初戦で敗れた。


【各種目結果】
●男子シングルス
優勝:王楚欽(中国)
準優勝:モーレゴード(スウェーデン)
ベスト4:馬龍(中国)、梁靖崑(中国)

●女子シングルス
優勝:王芸迪(中国)
準優勝:孫穎莎(中国)
ベスト4:石川佳純(日本)、王曼昱(中国)

●男子ダブルス
優勝:チョ・デソン/イ・サンス(韓国)
準優勝:梁靖崑/林高遠(中国)
ベスト4:王楚欽/馬龍(中国)、ドリンコール/ピッチフォード(イングランド)

●女子ダブルス
優勝: 孫穎莎/王曼昱(中国)
準優勝:伊藤美誠/早田ひな(日本)
ベスト4:李皓晴(香港)/陳思羽(台湾)、ポルカノバ(オーストリア)/セーチ(ルーマニア)

●混合ダブルス
優勝:王楚欽/王曼昱(中国)
準優勝:張本智和/早田ひな(日本)
ベスト4:ゴジ/パパド(フランス)、グナナセカラン/バトラー(インド)


【日本選手の結果(最終ラウンドの対戦記録)】
●男子シングルス
張本智和【2回戦敗退】2-3 O.アサル(エジプト)
戸上隼輔【1回戦敗退】1-3 O.アサル(エジプト
宇田幸矢【1回戦敗退】1-3 ガチーナ(クロアチア)
※篠塚大登、丹羽孝希、木造勇人は予選トーナメント敗退

●女子シングル
石川佳純【ベスト4】1-4 王芸迪(中国)
伊藤美誠【ベスト8】2-3 王曼昱(中国
早田ひな【ベスト8】0-3 孫穎莎(中国)
平野美宇【3回戦敗退/ベスト16】0-3 早田ひな
木原美悠【3回戦敗退/ベスト16】0-3 王芸迪(中国)
※芝田沙季は予選トーナメント敗退

●男子ダブルス
宇田幸矢/戸上隼輔【1回戦敗退】2-3 ニュイティンク(ベルギー)/ ディアス(ポーランド)

●女子ダブルス
伊藤美誠/早田ひな【準優勝】0-3 孫穎莎/王曼昱(中国)
平野美宇/石川佳純【ベスト8】1-3 孫穎莎/王曼昱(中国)

●混合ダブルス
張本智和/早田ひな【準優勝】2-3 王楚欽/王曼昱(中国)
宇田幸矢/伊藤美誠【1回戦敗退】2-3 張本智和/早田ひな