卓球のWTTスターコンテンダー ヨーロピアンサマーシリーズ2022<7月18~23日/ハンガリー・ブダペスト>が行われ、男子シングルスで張本智和(IMG)が優勝を果たした。

WTTチャンピオンズは、前週に行われたWTTスターコンテンダーよりも格付けの高い大会で、男女各32名が出場。

日本からは張本智和、宇田幸矢(明治大学)、伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)、早田ひな(日本生命)、木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)の6名が参戦した。

前週のスターコンテンダーではエジプト選手に敗れて初戦敗退を喫したが今大会は安定したプレーを見せたのが張本。

準決勝では、馬龍(中国)を破って勝ち上がったフランツィスカ(ドイツ)をフルゲームの末に下して決勝進出。

決勝は林高遠(中国)に対してゲームカウント0-3と追い詰められたが、第6ゲームを5-10からの逆転で奪い返すと、最終ゲームも4-9から再び逆転し、怒涛の追い上げを見せて見事頂点に立った。

また宇田幸矢もヨーロッパの強豪を下してベスト8入りと存在感をアピールした。

女子シングルスは、伊藤美誠、早田ひな、木原美悠が準々決勝に進むも、中国選手に敗れてベスト8。しかし、早田、木原は最終ゲームまでもつれこむなど、敗れたが手応えを感じさせる試合内容だった。

石川佳純は2回戦で早田とのサウスポー対決に敗れてベスト16。

パリ五輪代表権獲得に向けて、日本人同士も熾烈な戦いを見せている。


【各種目結果】
●男子シングルス
優勝:張本智和(日本
準優勝:林高遠(中国)
ベスト4:フランツィスカ(ドイツ)、荘智淵(台湾)

●女子シングルス
優勝:王曼昱(中国
準優勝:王芸迪(中国)
ベスト4:孫穎莎(中国)、陳夢(中国)


【日本選手の結果(最終ラウンドの対戦記録)】
●男子シングルス
張本智和【優勝】4-3 林高遠(中国)
宇田幸矢【ベスト8】0-3 林高遠(中国)

●女子シングルス
伊藤美誠【ベスト8】0-3 王曼昱(中国)
早田ひな【ベスト8】2-3 陳夢(中国)
木原美悠【ベスト8】2-3 王芸迪(中国)
石川佳純【2回戦敗退/ベスト16】1-3 早田ひな