2022年7月24日(日)、 ダブルダッチ業界初となる高校生の大会『ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2022』が開催された。昨年からスタートした同大会は、アンバサダーにDA PUMPのKIMI、そしてシーンのトップランカーであるREG☆…
2022年7月24日(日)、 ダブルダッチ業界初となる高校生の大会『ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2022』が開催された。
昨年からスタートした同大会は、アンバサダーにDA PUMPのKIMI、そしてシーンのトップランカーであるREG☆STYLEを起用。
MCを務めるKIMI(左)と、REG☆STYLE・YUI
更にはダンス業界からKING OF SWAGのYusei、またお笑い界からダイノジ 大地洋輔、人気沸騰中の振付師・えりなっちなど、「高校生が主役」として輝けるステージをシーン内外の様々なキャストがサポート。
3つの種目から構成され、それぞれで白熱した戦いを繰り広げた大会の様子を振り返る。
SPEED RELAY
団体ごとに競われるこの種目は、3名の跳び手が制限時間内に跳んだ回数を競うもの。優勝・準優勝を分けたのはたった1回差というハイレベルな激戦となった。
日本橋ダブルダッチクラブ
見事1位を獲得したのは「日本橋ダブルダッチクラブ」で198回。団体としては昨年に続き2連覇。メンバーは入れ替わったが、先輩たちの思いを引き継ぎ頂に躍り出た。
1 on 1 BATTLE
個人戦である 1 on 1 バトルは、イベントの主役である高校生に加え、未来のITADAKI世代を担う中学生の2部門が用意。
両部門とも決勝のカードは、関西を拠点とする「MIYAKO JUMPROPE CLUB」と、北海道の「HKR JUMPROPE CLUB」のスクール生。ハイレベルな激戦の行方はジャッジに委ねられた。
SEISHIRO
中学生部門では SEISHIRO (MJRC) が昨年に続き2連覇。
愛らしい風貌はロープを潜ると一変、身体を大きく使い抑揚を全身で表現するHIPHOPスタイルで会場を大いに沸かせたSEISHIRO。今年中2となった彼のこれからが楽しみだ。
TAIYO
高校生部門でもMJRC生は強かった―― 優勝に輝いたのはTAIYO (MJRC)。
トップロックやフロアムーブといったブレイキンの技を見事にダブルダッチへ落とし込み、ブレない軸と安定感で高校生NO.1プレイヤーの称号を掴み取った。
SHOWCASE
大会最注目となるショーケース部門は、全22チームによる戦いに。昨年から出場数は倍近く増加した今回、高校生離れしたスキルの応酬と各ショーの個性で会場を大いに賑わせた。
AuX.
3位は「AuX.」(Uver.)。数日前にメンバーが1名負傷し、急遽4名での出場となった彼女たちだったが、不測の事態を感じさせない堂々たるダブルダッチを見せてくれた。
レディー・ガガの名曲「Born This Way」を用いたショーは、まさしく逆境に負けず前を向く“5人”を象徴するようなものだった。
ROYAL PROMINENCE
2位は「ROYAL PROMINENCE」(栄光ROYAL)。
一度は見たことあるようなお馴染みの技も、彼らにかかれば“新技”に! 大胆でパワフルな各技と細かな創意工夫、そしてチーム人数としては最多となるなかでも緻密に作り込まれたフォーメーションは決して見辛さを与えず、男子7人ならではのインパクトあるショーを見せてくれた。
狛夢病愛
そして栄えある“二代目 ITADAKI”に輝いたのは、何と高校1年生の女子3人チーム「狛夢病愛」(コマユメア / 狛江ダブルダッチクラブ) !!
一度聴いたら忘れられないメロディを使いこなし、会場を己の世界観に誘った彼女たち。ロープトリック・スピードステップ・3倍(駆け足跳び)と高難度な技も凝縮。音楽の疾走感や世界観に劣らないハイレベルなショーに、会場の外まで歓声が響き渡る程の盛り上がりを見せた。
今ご紹介したのはほんの一部でしかない。本来であればもっとご紹介したい選手はいたが、その全ては後日公式から公開されるライブ配信のアーカイブをご覧頂きたい。
“山頂”を目指し繰り広げられた戦い。夢を掴んだ選手も居れば、夢破れた選手もいたことだろう。しかしこの戦いを通して得たものは、次なる別の山への挑戦にも繋がっていくに違いない。感動を与えてくれた高校生たちに、心からの感謝を届けたい。
大会結果
●SHOWCASE
1位 狛夢病愛 / 狛江ダブルダッチクラブ
2位 ROYAL PROMINENCE / 栄光ROYAL
3位 AuX. / Uver.
狛夢病愛
●1 on 1 BATTLE
高校生部門 優勝 TAIYO / MIYAKO JUMP ROCE CLUB
中学生部門 優勝 SEISHIRO / MIYAKO JUMP ROCE CLUB
SEISHIRO(左)・TAIYO
●SPEED RELAY
1位 日本橋ダブルダッチクラブ (198回)
日本橋ダブルダッチクラブ
大会概要
「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2022」
日時 : 2022年 7月24日(日)
時間 : 開演 13:30 / 終演 19:00 予定
会場 : 川崎ルフロン
主催 : ITADAKI 実行委員会
共催 : 川崎市 / INTERNATIONAL STREET FESTIVAL KAWASAKI 実行委員会
主管 : 有限会社OVER THUMPZ
協賛 : ポカリスエット / ヘインズブランズ ジャパン株式会社
協力 : スキルハック / JSDDL (日本学生ダブルダッチ連盟)
後援 : 一般財団法人 日本ジャンプロープ連合 (JJRU)
協力メディア : FINEPLAY
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