果たして食い下がれるか。巨人はコロナ禍に見舞われ、前半最終戦の中日3連戦を中止。前半戦は96試合を戦い、45勝50敗1…

 果たして食い下がれるか。巨人はコロナ禍に見舞われ、前半最終戦の中日3連戦を中止。前半戦は96試合を戦い、45勝50敗1分けの借金5、5位から後半戦に臨むことになった。首位争いはおろか、最下位まで現実味を帯びてきた今。前半戦の「誤算」は何だったのか。

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 4月までは好調だった。赤星、山崎伊、大勢といった若手投手陣が躍動。主砲・岡本和も好調で、一時は首位を独走、貯金を11まで増やした時期もあった。しかし、4月下旬にキャプテン・坂本がプレー中の故障で離脱。時を同じくして、正二塁手の吉川も離脱したあたりから、雲行きが怪しくなってきた。ゴールデンウィークは1勝8敗と急失速。投打においてほころびが目立ち始めた。

 悲惨だったのはチームの「投壊」ぶり。現在の防御率4・09は12球団ワーストの数字。中でもリリーフ陣は出る選手がのきなみ打たれるとあって、首脳陣も頭を抱えている。

 この元凶としてささやかれているのは「昨年までチームを支えたリリーフ陣の鍵谷、中川が不在なことが大きい。回またぎもこなし、徹底してブルペンを支えた2人の不在が現在の状況につながっている」(球界関係者)

 25日付けの「スポーツ報知」では昨年までチーフ投手コーチを務めた宮本和知氏、前監督の高橋由伸氏、村田真一氏による前半戦振り返り対談を掲載。その中で宮本氏は投手陣が崩れた最大の要因として、「中川不在」が響いたと話している。

 昨年はチーム2位の58試合に登板し、防御率2・47。ブルペンに欠かせないリリーフ左腕だったが、今季はここまでコンディション不良で一軍戦に登板していない。交流戦終了後には原監督が「左のリリーフが欲しい」と公言。「中川不在」がチームに与える影響はそれだけ大きかったと見られる。

 リリーフ陣の不振を招いた要因としてはほかにも、同対談の中で村田氏は「前年の7、8、9回の投手が全員いないチームなんてない」と発言。「勝利の方程式」だった、中川、デラロサ、ビエイラが故障や不振でそろって不在なことも、この深刻な状況を招いたと指摘した。

 いずれにせよ、今は打線がいくら点を取っても追いつかない「ザル」状況となっているだけに、早期改善が求められている。未曾有のコロナ禍と共にこの危機的状況をどう乗り越えるか。まさに後半戦はチーム一丸となった戦いが求められそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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