今週は小倉競馬場でGIII・中京記念(芝1800m)が行われる。
昨年に続いて小倉芝1800mでの施行となる当レース。コーナー4つの舞台設定ゆえ器用さが問われる一戦でもあり、夏競馬特有の暑さとオール野芝に対する馬場適性も重要になりそうだ。
◆【中京記念2022予想/追い切り診断】実績上位の人気馬に「A」評価 「人馬の息はぴったり」の好仕上がりも
データで紐解く今年の中京記念。過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに、有力馬と穴馬候補を紐解いていく。
■カイザーミノルを後押しする「馬券内率71.4%」
前走米子Sは6人気2着。積み重ねた実績と人気がなかなか比例しないタイプゆえここも絶対的な評価にはならないだろう。距離適性を含め半信半疑のオッズが予想されるが、この馬で強調したいデータがこちら。
・平坦芝の成績【3-1-1-2】
馬券内率は71.4%。このなかには3歳夏の小倉芝勝利実績も含まれる。昨年は夏の新潟を勝ち切っているように、この時季特有のオール野芝に対する適性が極めて高い1頭だ。平坦巧者かつオール野芝巧者である以上、ノーマークは危険かもしれない。
■ミスニューヨークの不安要素は「オール野芝適性」
ヴィクトリアマイルこそ惨敗を喫したが、昨年夏以降に使われたGIIIでは大崩れなし。4勝を挙げる1800m替わりで巻き返しを期するのがミスニューヨークだ。ローカルのメンバー構成を考えると上位人気が濃厚な1頭だが、得意距離で臨むアドバンテージを打ち消すようなデータを見つけてしまった。
・オール野芝の成績【0-0-1-2】
4着に入った昨年は健闘の部類に入るのかもしれないが、その次走小倉日経オープンは非重賞のメンバー構成にもかかわらず3着がやっと。この時季特有の高速馬場で持ち時計の限界が露呈してしまった印象を受けた。5勝中4勝が稍重-重という道悪巧者。いまの小倉芝への適性には疑問が残る。
◆【中京記念2022予想/データ攻略-後編】「馬券内率100%」の穴馬 夏の小倉替わりが後押し
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▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「2022中京記念-全頭分析編」
著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。
























