卓球のWTTチャンピオンズ ヨーロピアンサマーシリーズ2022<7月18~23日/ハンガリー・ブダペスト> 2日目の19日、女子シングルス1回戦で伊藤美誠(スターツ/世界ランク5位)が陳思羽(台湾/同30位)をゲームカウント3-0で破り、2回戦に進んだ。

台湾の主力として五輪に三度出場している28歳の陳思羽。過去の戦績は伊藤の4勝5敗と負け越しているが、ジュニア時代に5連敗した後は伊藤が4連勝中だ。

1ゲーム目から、伊藤が的を絞らせない多彩なレシーブで相手の3球目攻撃を阻み、11-6で先制する。

陳思羽 Photo:World Table Tennis

その後も伊藤は、ラリーになっても下がらずに前で圧力をかけ続ける。フォアを突かれても素早く飛びついてカウンターを浴びせるなど、攻守に充実した伊藤が11-5で取る。

第3ゲームは伊藤に勝ちを急ぐようなミスが出てクロスゲームになるが、最後は伊藤らしいライジングを捉えたバックハンドが決まって11-9。ストレート勝ちで日本のエースが好発進した。

伊藤美誠 Photo:World Table Tennis

2回戦では、39歳のシャン・シャオナ(ドイツ/世界ランク19位)と対戦する。

【WTTチャンピオンズ 女子シングルス1回戦】
伊藤美誠 3ー0 陳思羽(台湾)
11-6/11-5/11-9