オレゴン世界陸上 オレゴン世界陸上が16日(日本時間17日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第2日が行われた。男子100メートル準決勝では、サニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)が10秒05(向かい風0.3メートル)…

オレゴン世界陸上

 オレゴン世界陸上が16日(日本時間17日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第2日が行われた。男子100メートル準決勝では、サニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)が10秒05(向かい風0.3メートル)の1組3着。3組上位2着+2人の決勝進出条件のタイムで拾われ、同種目では日本人初の決勝進出となった。決勝は同日午後7時50分(日本時間午前11時50分)に行われる。

「サニ」と呼んで愛する男も涙をこらえられなかった。サニブラウンはブロメル(米国)、ブレイク(ジャマイカ)ら世界の強豪がひしめく第1組、好スタートから序盤は先頭を伺い、後半も大きく失速することなく、シンビネ(南アフリカ)、ブロメルに続く3着。自動進出の2着は逃したものの、以降2組の結果、タイムで拾われ、決勝進出となった。

 中継するTBSでメインキャスターを務める俳優の織田裕二はスタジオの画面が映し出されると、涙を流していた。「正直、(今大会は)間に合わないと思っていた。怪我して……。なんなんでしょうね、あの男は」と感激の様子。「まさか泣かされるとは思わなかった。うれしいというか、凄い。男の中の男だと思う」と称賛し、「まだ23歳です。ボルトが世界記録を出したのが23歳。そろそろ結果を出してほしいなって。ちゃんと間に合った」と話した。(THE ANSWER編集部)