チェルシーは7月16日、ナポリからセネガル代表DFカリドゥ・クリバリを2026年までの4年契約で獲得したことを発表した…

 チェルシーは7月16日、ナポリからセネガル代表DFカリドゥ・クリバリを2026年までの4年契約で獲得したことを発表した。先日加入したラヒーム・スターリングに続いての今夏2人目の補強で、来季の布陣はどうなるのか。

■チェルシーはCB補強に成功

 クリバリは2014年夏にヘンクからナポリに移籍。クラブに欠かせないCBとして躍動し、ワールドクラスのDFにまで成長した。2014-15シーズンにはスーペルコッパ・イタリアーナ、2019―20シーズンにはコッパ・イタリア、優勝に貢献している。

 また、セネガル代表でも躍動。ロシア・ワールドカップ(W杯)ではグループステージで日本との試合に出場した。これまで62試合でプレーしており、アフリカネーションズカップ初優勝にも導いている。

 そしてこの度、クリバリの獲得をチェルシーが実現。アントニオ・リュディガーをレアル・マドリードに、アンドレアス・クリステンセンバルセロナに引き抜かれたなか、ようやく新たなCBを迎え入れることに成功した。移籍市場に精通するジャーナリストであるファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は4000万ユーロ(約56億円)のようだ。

■現時点での来季布陣は?

 チェルシーは先日、マンチェスター・シティからイングランド代表FWラヒーム・スターリングを獲得していた。そのためクリバリは今夏2人目の補強となる。

 チームを率いるトーマス・トゥヘル監督は昨季終盤に4-3-3を採用していたものの、あくまでもベースは3-4-2-1。ここにクリバリを組み込むとなると、セサル・アスピリクエタチアゴ・シウバとともに3バックを務めることになるだろう。

 圧倒的なアスリート力を武器に、対人守備や空中戦の強さ、カバーエリアの広さを誇るクリバリは、果たしてチェルシーのDFラインの穴埋めをできるだろうか。

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