セネガル代表DFカリドゥ・クリバリへ、ナポリから別れのメッセージが届けられた。 16日、クリバリのチェルシー移籍が発表さ…

セネガル代表DFカリドゥ・クリバリへ、ナポリから別れのメッセージが届けられた。

16日、クリバリのチェルシー移籍が発表された。ナポリとの契約が残り1年となっていた同選手は、クラブが深刻な財政難に陥っていた背景もあり、契約延長が難航。そんな中、センターバックを探していたチェルシーからの誘いを受け、移籍金を残す形で退団することになった。

2014年夏にヘンクから加入し、ナポリで8年を過ごしたクリバリ。通算出場試合数は317試合を数え、近年ではリーダーの一人としてチームを支えていた。また、ピッチ外ではイタリアサッカー界で蔓延る人種差別問題にも取り組み、ナポリ市から名誉市民の称号を与えられている。

ピッチ内外で多大な貢献を残したクリバリがついに退団。ナポリはクラブ公式サイトを通じて感謝の言葉を伝えた。

「我々は感動に満ちた8年間を過ごし、忘れられない思い出を共有しました」

「ナポリに来た頃のあなたは、少年のようなあどけなさもありましたが、今は一人前になって去ろうとしています。あなたが秋穂ユニフォームを着てやってきたことは全て歴史です」

「あなたが示した自分の価値はピッチ上だけのことではありませんでした。我々も一緒に取り組んだ社会的論争、特に人種差別の脅威に対して、より公正で支持される社会を築くための行動をおこしました」

「クラブやファン、そしてこの街にとって、あなたは常に手本となる存在であり、カリドゥ・クリバリはこれからも我々の一員であり続けるでしょう。献身性と真のプロフェッショナリズムを持った一人の男として」

「我々の道はここで分かれます。我々は新たな経験を積むというあなたの決断を尊重します。我々はいつまでもあなたを愛します。あなたがどこへ行こうとも、ナポリがいつもあなたの家であることを忘れないでください」