■タイセイモンストル
【中間調整】連闘で臨んだ前走・弥彦Sでは道中2番手から直線で押し切り、横並びの接戦を制した。僅差ではあったが、好メンバーが揃った一戦を渋太く勝ち切ったあたり、力をつけている証拠だろう。その後は短期放牧で疲れを取り、ハンデ戦で走れる函館記念で昇級初戦に据えることが6月下旬に決定。6月末に栗東へ戻り、1日の初時計で坂路4F52秒9-1F12秒9(強め)とさっそく上々の数字を出している。1週前追いとなる6日の坂路追いでは高倉騎手が騎乗し、古馬1勝クラス相手とは言え追走先着を果たした。翌7日に予定通り函館へ輸送され、10日に現地のウッドで14-14を消化。輸送は問題なくクリアできたようだ。
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【最終追い切り】函館滞在の坂井騎手が騎乗し(レース本番は高倉騎手)、ウッドコースで古馬2勝クラスを目標に追走。追われてバタつく相手を巧みなコーナーワークからあっさりとパス。抜け出してからもフワッとさせないよう、鞍上が気合いを注入すると、豪快な伸びを示した。
【見解】以前はそこまで稽古で目立たなかった馬だが、栗東で見せた坂路での動き、そして函館入りしてからの動きと、この中間の動きは上々。本格化の兆しを感じさせる。特に今週きは鞍上が体調の良さを信じ切ったように余念なく攻め、馬もそれにしっかり応えていた。函館滞在が水に合うようだし、この中間から装着したブリンカーがことのほか効果があるのかも。本来は僚馬キングオブドラゴンとの2頭出しの予定で、厩舎的な本命はキングのほうだったフシがある。結局キングオブドラゴンの態勢は整わず、タイセイモンストルだけの出走となるが“残り物に福”となる可能性は十分に考えておきたい。
総合評価「A」
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西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。
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