今週は函館競馬場でGIII・函館記念(芝2000m)が行われる。
七夕賞と並ぶ伝統のハンデ重賞。それゆえ毎年のように超人気薄の激走が見られており、穴馬狙いが捗るレースと言えるだろう。
過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに、有力馬と穴馬候補を紐解いていく。
◆【データ攻略-後編】伏兵に馬券圏内率7割越え、「激走の2大要素」で波乱を巻き起こす
■サンレイポケットの不安要素は「前走通過順と斤量増」
昨年は天皇賞・秋、ジャパンCで4着。今年も重賞で2度の馬券内と、積み重ねた実績はメンバー中随一なのがサンレイポケットだ。ローカルのメンバーなら断然の支持を集めそうだが、戦前の評価と信頼度がイコールになるとは言い切れないデータを見つけてしまった。
・前走4角4番手以下かつ今回斤量増で臨んだ馬の成績【0-1-0-8】
上記該当馬の内訳をみると、3人気内に推された4頭が馬券外。機動力に欠ける馬にとって、小回り函館での斤量増は厳しいのだろう。もともと直線の長いコースに良績が集中する馬で、7歳にして初の洋芝。降りかかるマイナスデータから、不安は尽きない。
■マイネルウィルトスを後押しする「馬券内率100%」
目黒記念で6人気2着の激走。昨年秋以降はGIIで2度の2着と自力強化が著しいマイネルウィルトス。昨年8着に敗れたレースで洋芝適性がカギを握る一戦だが、不安を一掃するデータをご紹介したい。
・前走目黒記念でひと桁着順【2-1-0-0】
馬券内率に換算すると100%。ラブイズブーシェ、ダービーフィズが勝利を飾り、洋芝未経験だった14人気アイスバブルも2着に食い込んだ強力なデータだ。道悪が予想される週末の馬場想定を考えたとき、稍重-不良成績【2-1-3-1】も見逃せない。
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▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「2022函館記念-全頭分析編」
著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。



















