ニエテスとの再戦に3-0判定でリベンジ ボクシングのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチが13日、東京・大田区総合体育館で行われ、王者・井岡一翔(志成)が前王者で同級1位のドニー・ニエテス(フィリピン)に3-0の判定勝ち。日本人最多の世…

ニエテスとの再戦に3-0判定でリベンジ

 ボクシングのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチが13日、東京・大田区総合体育館で行われ、王者・井岡一翔(志成)が前王者で同級1位のドニー・ニエテス(フィリピン)に3-0の判定勝ち。日本人最多の世界戦20勝を達成した。2018年12月に判定負けした相手にリベンジ。五輪では2階級で金メダルを獲得したロベイシ・ラミレス(キューバ)も「日本人スターのイオカ、おめでとう!」と祝福した。

 完勝で5度目の防衛に成功した。最後まで優勢に試合を進めた井岡。10回には強打でニエテスの左まぶたをカットし出血させた。自身の顔には目立った傷を作らず。家族が観戦する中で、2018年の判定負けの雪辱を果たした。

 試合後、海外メディアが井岡の防衛成功を伝える中、2012年ロンドン五輪のフライ級、16年リオデジャネイロ五輪のバンタム級でそれぞれ金メダルを獲得したラミレスも反応。自身のツイッターで「日本人のスターで友人のカズト・イオカ、東京でのWBO王座の防衛成功おめでとう!」と記して、井岡と肩を組んで収まった写真を公開した。

 28歳のラミレスは2019年にフェザー級でプロ転向。初戦で判定負けしたものの、その後は全勝で10勝(6KO)1敗としている。リベンジを果たした井岡には、他団体王者との統一戦への期待が高まっている。(THE ANSWER編集部)