男子テニスのノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)は11日、シングルス1回戦が行われ、第5シードのP・カレノ=ブスタ(スペイン)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク290位のS・ワウリンカ…

男子テニスのノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)は11日、シングルス1回戦が行われ、第5シードのP・カレノ=ブスタ(スペイン)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク290位のS・ワウリンカ(スイス)を7-5,6-4のストレートで破り、初戦突破を果たした。
この試合、カレノ=ブスタはワウリンカに10本のサービスエースを決められるなどファーストサービスが入ったときに90パーセントの高い確率でポイントを獲得され、リターンで苦しむ。それでも、第1セットの第11ゲーム、ゲームカウント5-5で迎えたカレノ=ブスタのブレークチャンスでは、ラリー戦を制しブレークに成功。第2セットではファーストサービスの入る確率が落ちたワウリンカに対し、積極的にネットへ出るなどボレーでも得点を重ね、最後はバックボレーで勝利を決めた。
カレノ=ブスタはこれまでワウリンカに0勝3敗と勝ち星をあげられずにいたが、今回初勝利をあげた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはカレノ=ブスタのコメントが掲載されている。
「1回戦としてはとてもタフな試合だった。トーナメントのスタートはいつも難しいけど、スタン(ワウリンカ)ならなおさら。自分のレベルは良かったと思う。風の影響で難しかったけど、ベースラインからしっかりプレーできた」
2回戦では世界ランク38位のA・ラモス=ヴィノラス(スペイン)と同78位のT・マルティン・エチェベリー(アルゼンチン)のどちらかと対戦する。
同日には世界ランク53位のL・ジェレ(セルビア)や同134位のE・イメル(スウェーデン)が2回戦へ駒を進めた。
今大会の第1シードはC・ルード(ノルウェー)、第2シードはA・ルブレフ、第3シードはD・シュワルツマン(アルゼンチン)、第4シードはR・バウティスタ=アグ(スペイン)。上位4シードは1回戦免除のため2回戦から登場する。