宇田幸矢「一番の収穫は自分の戦い方を見つめ直せたこと」チーム力光る明治大学が優勝【卓球・インカレ】

＜第91回全日本大学総合卓球選手権大会（団体の部）7月6日（水）～9日（土）＠愛知県・スカイホール豊田＞

第91回全日本大学総合卓球選手権大会団体の部（通称：インカレ）。日本代表の宇田幸矢・戸上隼輔を擁する明治大学は、決勝で昨年同様、愛知工業大学と激突。 明治は第1試合、国際大会でも活躍する篠塚大登に先勝を許すも、第2試合の宇田が1-1に戻す。

しかし、第3試合のダブルスで宇田戸上ペアがまさかの黒星。 追い込まれた第4試合、戸上がストレートで完勝。命運がかかった第5試合、明治は今大会初出場の手塚崚馬の思い切ったプレーで勝利。

明治大学が3勝2敗で5年ぶりの優勝を手にした。

日本代表の宇田・戸上がチームを牽引する明治大学だが、この二人が負けてしまった時でも他のメンバーが勝つというチーム力が光った大会となった。

■宇田幸矢コメント

去年負けていたので、絶対リベンジしたいという気持ちがあったので嬉しいです。

準決勝のシングルスで負けてしまって、時間もない中で自分が今できることを探しました。自分自身団体の経験がなかったので、団体戦の戦い方を今回良く知れたのかなと思います。

やっぱりこの最後の決勝という試合は、ずっとこのインカレが始まる前から見据えていた試合でした。決勝戦は準備してきたことをシングルスに関してはすべて出せたのかなと思います。

一番の収穫は、自分の戦い方を見つめ直せたことです。技術どうこうももちろんあるんですが、団体戦で戦い方が違うのでこの雰囲気だったり、どういうプレーで戦うかとか、困った時の立ち居振る舞いだったり、そういうことがすごく勉強になったなと思います。

今回、本当に僕も戸上もすごいプレッシャーの中でどの試合も戦ったと思いますし、僕自身もシングルスもダブルスも落としてしまって、後輩にすごいプレッシャーをかけてしまったと思うんですが、それをみんなが乗り越えて最後に勝つことができました。本当にすごく良い形で、意味のある優勝だったのかなと思ってます。

ー次は海外での連戦が続くが？

もうすぐ海外へ出発するので、また気持ちを切り替えていつものように世界ランクを上げることを考えながら生活していきたいです。