2021年に大型トレードのシャーザー投手と比較 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、チーム事情などでトレード話が浮上…
2021年に大型トレードのシャーザー投手と比較
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、チーム事情などでトレード話が浮上している。海外メディアはエンゼルスの年俸バランスや補強の困難さを挙げながら、球団の立て直しへ大谷をめぐる大型トレードの重要性を指摘。新天地候補として強豪5球団について早くも持論を展開した。
これまでも米メディアの中で取りざたされてきた大谷のトレード話。そんな中、カナダのスポーツ専門メディア「ザ・スコア」の公式YouTubeは「ショウヘイ・オオタニをトレードすることがエンゼルスの前進する唯一の方法」と銘打って、多角的にその可能性や必要性を報じている。
同メディアでシニアエディターを務めるジョナ・ビレンバウム氏は、大谷とマイク・トラウト外野手という世代を代表する2人の才能を擁しながらも、結果が出ていないことを指摘。さらに、来年オフにFAとなる大谷との再契約に莫大な資金が必要となるエンゼルスの金銭事情に加え、最悪とも言われるマイナーのタレント不足の影響で補強が困難になっていることも大谷のトレード話が加速している理由だという。
その中で、契約年数が1年半残る現時点で大谷をトレードに供出することは、エンゼルスが問題解決のために多くの有望株を手にできるとし、V字回復に向けた最大のチャンスと見ている。
もちろん、大谷のトレードは「メジャー史上最も別格な選手との受け入れがたい離別」(ビレンバウム氏)。それだけにトレードによる価値を図る難しさも紹介している。
ビレンバウム氏が5球団を列挙「ヤンキース、ドジャース。もしかすると…」
ナショナルズは2021年、ドジャースにマックス・シャーザー投手(現メッツ)とトレイ・ターナー内野手のオールスターコンビを放出。ドジャースのトッププロスペクト4選手を獲得した。これを引き合いに、ビレンバウム氏はこう説明している。
「エースレベルの先発投手で、インパクトを与える野手のオオタニからエンゼルスはより多くの(ナショナルズ以上の)人材を獲得できると言っていい。なぜなら、大谷のロースター枠は1で、エンゼルスは29球団と交渉可能だからだ」
シャーザーのようなトレード拒否球団の条項がなく、シャーザーとターナーと比較した大谷の年俸の安さから、エンゼルスは大谷とのトレードでナショナルズ以上のメガディールを期待できるという見方だ。
こうなると、注目は大谷の新天地候補。二刀流のスーパースターを獲得する球団には多くのプロスペクト選手の供出が求められる。ビレンバウム氏は「オオタニの1年半に未来を担保する球団は多くないが、それでも彼はオオタニなのだ。本当に獲得可能となれば、優勝候補はトレードを狙う。手を挙げる球団の想像は難しくない」と指摘する。
その上で「ファームシステムが人材豊富で、FAで流出させない契約延長が可能な資金潤沢なチームだ。ニューヨーク・ヤンキース、ロサンゼルス・ドジャース。もしかすると、トロント・ブルージェイズ、ボストン・レッドソックス、あるいはサンフランシスコ・ジャイアンツだ」と強豪5球団をトレード先に挙げている。
近年のエンゼルスの苦境には「長年に渡る不振はダメな選手への投資、選手育成の稚拙さ、長年の運の悪さ」と三重苦を挙げた。そして「球団が方向性を正し、トラウトのキャリア後半を救うには、トラウトを凌駕できる唯一の選手をトレードで出すことだけ」と辛口の提言で締めくくった。(THE ANSWER編集部)