井上はドネア戦後「4団体統一が年内に叶うなら、まだバンタム級で戦う。もし叶わないならば、スーパーバンタムに上げて新たなステージで頂点していきたい」と語っていた。(C)CoCoKARAnext 日本が誇る”モンスター”の4団体統一戦は…

井上はドネア戦後「4団体統一が年内に叶うなら、まだバンタム級で戦う。もし叶わないならば、スーパーバンタムに上げて新たなステージで頂点していきたい」と語っていた。(C)CoCoKARAnext

 日本が誇る”モンスター”の4団体統一戦は、一体どこで行われるのか?

 今年の年末開催に向け、WBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)と、WBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(英国)の交渉が進むと言われる中、この度バトラー本人が新たな意向を示したと、英プロモート会社『Probellum』の公式サイトが伝えている。

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 同サイトによれば、バトラーはジムワークに復帰したようで、井上との4団体統一戦にも引き続き前向きな様子。とはいえ、「日本での対戦でも構わない」と語っていた以前とは風向きが変わっており、「バトラーは “モンスター “が4団体統一チャンピオンになるチャンスが欲しければ、英国で戦う準備をするべきだと主張している」という。

 井上自身は開催地へのこだわりはなく、「日本でもアメリカでもイギリスでもどこでもいい」と語っているが、コンディション調整や母国開催でのホームアドバンテージ等を考えれば、やはり日本で試合を行うのがベストだろう。

 バトラーは現在、コーチのジョー・ギャラガーとともに「週5日、1日1セッション」を行っているようで、「トレーニングに完全に戻る前に、体力の基礎を固めているところだ」という。また、「イノウエのことはまだ研究していないが、もし試合が決まったら、彼のことで頭がいっぱいになるのは分かっている」と語ったようだ。

 いずれにせよ、井上もバトラーも4団体統一戦には意欲十分で、あとは両陣営の交渉次第。いつどこで両雄が相まみえるのか。引き続き注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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