先週の資生堂レディスでツアー3勝目 7日に開幕する女子ゴルフの国内ツアー・ニッポンハムレディス(北海道・桂GC)の公式会見に、先週の資生堂レディスでツアー3勝目を挙げた青木瀬令奈(フリー)が出席。自身を含め、今季ツアーを席巻する“低身長選手…

先週の資生堂レディスでツアー3勝目

 7日に開幕する女子ゴルフの国内ツアー・ニッポンハムレディス(北海道・桂GC)の公式会見に、先週の資生堂レディスでツアー3勝目を挙げた青木瀬令奈(フリー)が出席。自身を含め、今季ツアーを席巻する“低身長選手”の活躍について持論を展開し、爆笑を誘った。

 炎天下と酷暑の中、神奈川県横浜市の戸塚CCで行われた4日間大会の資生堂レディスを制した青木。「結構、疲労は溜まっている。今日もまだ少しあるかな」とダメージの蓄積を気にしながらも「みんなが『おめでとう』と言ってくれた。(成田)美寿々は熱烈に喜んでくれたし、みんなの希望になれたかな」と飛距離がそれほど出ない選手でも戦略で勝てたことに自信を深めた様子だ。

 実は今季の国内女子ゴルフは興味深い傾向が出ている。先週までの18試合の優勝者で身長が150センチ台だったのが延べ12人。160センチ以上の選手が優勝したのは6試合で、小柄な選手の健闘が目立っている。

 今季すでに5勝している158センチの西郷真央を筆頭に、2勝の山下美夢有、サイ・ペイイン、小祝さくら、西村優菜、木村彩子、そして青木は150センチ台。160センチ以上の優勝者は堀琴音、上田桃子、植竹希望、高橋彩華、渡邉綾香、稲見萌寧の6人となっている。

 こうした傾向が出ている理由について問われた青木は開口一番「球が大きく見えるからじゃないですかね」と答え、周囲の笑いを誘った。とはいえ、青木には青木なりの根拠があるという。

「私は170センチ以上の友達が何人か同期のプロでもいたので、プロテスト合格後くらいに階段を1段登って170センチ(の高さ)に立って、構えてみたことがあるんです。そうしたら、ボールがちっちゃいなと。確かに(小さい方が)パターのラインがよく見えるのかなというのはあると思います」

 もちろん、背が高い選手のメリットについても「上から振っていけるので球も上がりやすいし、スピードも上がりやすいから有利なのは分かるんですけど」と理解。それでも「球が大きく見えるんですよね」と150センチ台の良さを強調していた。(THE ANSWER編集部)