新濱立也インタビュー後編今年2月の北京五輪スピードスケート男子500mで金メダル候補とされながら、スタートでバランスを崩すミスにより20位に終わった新濱立也(高崎健康福祉大学職員/25歳)。少しの時を経て、これまでのスケート人生や五輪の戦い…

新濱立也インタビュー後編

今年2月の北京五輪スピードスケート男子500mで金メダル候補とされながら、スタートでバランスを崩すミスにより20位に終わった新濱立也(高崎健康福祉大学職員/25歳)。少しの時を経て、これまでのスケート人生や五輪の戦いをどう振り返り、そして未来をどう展望するのかーー。自身もスピードスケート選手として2度の五輪出場経験がある宮部保範が、新濱が働く高崎健康福祉大学を訪ねた。後編では、五輪での勝負の瞬間、直後の心情を打ち明けた。



北京五輪スピードスケート男子500mの新濱立也 photo by JMPA

【profile】
新濱立也 しんはま・たつや 
スピードスケート選手。高崎健康福祉大学職員。1996年、北海道野付郡別海町生まれ。3歳からスケートを始め、釧路商業高校3年の時、インターハイで500mと1000mで優勝。高崎健康福祉大学進学後、2019年3月のW杯最終戦・男子500mで33秒79を出し、当時の日本記録を大幅に更新。2020年2月の世界選手権スプリント部門で優勝。2022年2月の北京五輪は男子500mで金メダル候補とされたが、20位に終わった。

宮部保範 みやべ・やすのり 
元スピードスケート選手。1966年、東京都生まれ。父親の転勤に伴い、北海道や埼玉県で学生時代を過ごす。埼玉・浦和高校、慶応義塾大学を卒業後、王子製紙に進む。1992年アルベールビル五輪に弟の宮部行範とともに出場し、男子500mで5位、1000mで19位。1994年リレハンメル五輪は500mで9位。