ダニエル太郎、ブレークが遠くバエズにストレートで敗れる6月28日、ウィンブルドン男子シングルス1回戦が行われ、ダニエル太郎(エイブル/世界ランク118位)は、第31シードのセバスチャン・バエズ(アル…

ダニエル太郎、ブレークが遠くバエズにストレートで敗れる

6月28日、ウィンブルドン男子シングルス1回戦が行われ、ダニエル太郎(エイブル/世界ランク118位)は、第31シードのセバスチャン・バエズ(アルゼンチン/同35位)と対戦し、4-6、4-6、5-7のストレートで敗戦。ウィンブルドン初勝利とはならなかった。

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2016年から3年連続で初出場を果たしたダニエルは、白星を手にすることができず。4年ぶり4度目の出場となる今大会で、ウィンブルドン初勝利を狙う。芝シーズンでは、ATP500ロンドン大会で予選敗退となったものの、ATP250マヨルカ大会は予選を突破。初戦でロベルト・バウティスタ・アグ(スペイン/同19位)敗れている。

対するは、今年4月に行われたクレーコートのATP250エストリル大会でツアー初優勝を果たしたバエズ。ウィンブルドンは初めての本戦で、前哨戦のATP250マヨルカ大会では2回戦敗退となっており、両社は初対戦となった。

この日の試合、ダニエルは開始早々にピンチを招いたものの、これを丁寧なストロークを放って守り切る。その後、第4ゲームでチャンスを握ったが、バエズも高い確率でファーストサーブを入れ、フォアハンドでの攻撃を軸に流れを掴ませない。

試合が動いたのは第9ゲーム。ダニエルは、バエズのネットプレーやストロークでの粘りを前に0-40とすると、サービスエースで1本しのぐが続くポイントを落として、最初のブレークを許してしまう。直後のリターンゲームで、ダニエルはバエズにミスが出て、ブレークバックのチャンスを得る。だが、バエズは守りに入らず、積極的に攻撃を仕掛けてサービスキープ。ダニエルは4-6で第1セットを落とす。

続く第2セットも序盤で2ブレークを許して1-4とリードを広げられると、第6ゲームで1つ返したが、追いつくことができず4-6で奪われ、2セットダウンに。

あとがなくなったダニエルは、第3セット、ネットプレーや角度のあるショットでプレーに変化を加えはじめる。だが、互いに1ブレークして迎えたセット終盤の第11ゲームでブレークを許したダニエル。バエズのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第12ゲームをブレークできずストレートで敗れた。

ウィンブルドン初勝利を挙げたバエズは、2回戦でダビド・ゴファン(ベルギー/同58位)と対戦。ゴファンは、予選勝者のラドゥ・アルボット(モルドバ/同113位)を6-2、6-2、7-6(5)で下している。

■ウィンブルドン2022 [THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)〜7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4035万ポンド(66億6160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK

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