2022年6月28日 久留米競輪G3久留米競輪開設73周年記念「第28回中野カップレース」最終日6月25日から4日間の日程で行われた久留米競輪開設73周年記念「第28回中野カップレース」は本日(28日)、梅雨明けした空の下で最終日を迎えた。…

2022年6月28日 久留米競輪G3
久留米競輪開設73周年記念「第28回中野カップレース」最終日

6月25日から4日間の日程で行われた久留米競輪開設73周年記念「第28回中野カップレース」は本日(28日)、梅雨明けした空の下で最終日を迎えた。準決勝では、北津留翼が強烈な捲りを見せて勝ち上がると、大分の阿部将大がチャンスを引き寄せる作戦でラインワンツーを演出。九州勢の活躍が光る中、S班の郡司浩平も3連勝で決勝進出を果たすなどファンの期待に応えた。
決勝は、4車の結束力を活かして戦った九州ライン3番手から北津留翼が抜け出し、ゴール前の郡司浩平との一騎打ちを制して優勝。場内の声援を独り占めにした。

※3日目のレポートはこちら
※レインボーカップチャレンジファイナルの結果はこちら

【久留米競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/北津留翼(S1・福岡90期)
2/郡司浩平(SS・神奈川99期)
3/成田和也(S1・福島88期)
4/竹内雄作(S1・岐阜99期)
5/阿部将大(S2・大分117期)
6/岡本総(S2・愛知105期)
7/伊藤颯馬(S1・沖縄115期)
8/伊藤旭(S2・熊本117期)
9/渡邉一成(S1・福島88期)

【レース展開】


赤板


打鐘過ぎ2センター


最終HS


最終BS前


ゴール

誘導以下、4竹内-6岡本、5阿部-7伊藤颯-1北津留-8伊藤旭、2郡司、9渡邉-3成田で周回。阿部が動いて、赤板過ぎに竹内をおさえ、九州4車が先頭に立つ。単騎の郡司が続き、6番手に竹内、8番手に渡邉で打鐘を迎える。ペースを上げていく阿部に対して、打鐘過ぎ2センターで郡司は内から捌いて4番手を奪取する。最終HS過ぎに伊藤旭は再度、郡司の横まで追い上げると、最終2コーナー過ぎには伊藤颯が番手捲りを放つ。直線では伊藤颯を追った北津留が抜け出し、中を伸びてくる郡司とのマッチレース。この勝負は北津留に軍配が上がり、2017年5月の宇都宮以来5年ぶり通算6回目のG3優勝を果たした。また、福岡勢の久留米記念制覇は2014年の坂本亮馬以来、8年ぶり。
完全Vを狙った郡司は2着、3着は伊藤颯馬が入線した。

【久留米競輪G3(最終日)12R=決勝結果】
2車単1-2 710円(2番人気)
3連単1-2-7 1,720円(3番人気)
決まり手:差し-マーク



優勝/北津留翼(S1・福岡90期)
今回成績/一1着・二1着・準2着・決1着
次走出場予定/佐世保F1(7月2日~4日)

赤板HSでは、粘られても勝負だと思って腹をくくっていましたが、展開が向きましたね。地元のファンにも応援していただいたし、後輩との連携でもあったので、負けられないと思って走りました。最後の4コーナー入り口付近で、郡司(浩平)君が後ろにいることに気づいて、抜かれそうだったので必死に踏んで、本気でハンドルを投げました。最後、抜かれたかと思いましたが、ビジョンを見て、ホッとしました。若手が育ってくれるとラインが活きるので、これからも楽しみです。ひとつの目標である競輪祭の出場権を手に入れたので、次は優勝できるように頑張りたいです。



※久留米競輪G3(最終日)の注目選手ピックアップは
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\久留米競輪G3(最終日)ピックアップ/
【久留米競輪G3(最終日)3R=S級選抜】


ライン3番手から高配当を演出
1着/郡英治(S2・広島68期)

たまたまです。前の頑張りのおかげです。(来々期の競走得点の)勝負がかかっていたので、4コーナーでは(高市訓但の)内に行かせてもらいました。これで結果待ちです。4日間集中して戦ったので疲れました。(次期はA級1班で)またS級に上がれたらいいですけど、自分のやれることをやれたらと思います。

【久留米競輪G3(最終日)6R=S級特選】


後輩の存在が刺激に
2着/金ヶ江勇気(S2・佐賀111期)

別のラインがもがき合うのではないかと想定はしていました。ワンツースリーができたのは良かったです。(坂本)健太郎さんのおかげですね。今開催、自分よりも年下の選手が力を発揮していたので、自分も頑張りました。

【久留米競輪G3(最終日)8R=S級特選】


先輩の助言を形にして
1着/町田太我(S1・広島117期)

突っ張り先行しかなかったです。ペース配分をいい感じにできました。岩津(裕介)さんに、以前から仕掛け方の助言をいただいて、ようやく発揮できました。今後、戦い方のレパートリーを増やせれば、戦法の幅も広がると思います。

【久留米競輪G3(最終日)11R=S級特別優秀】


もっと上を目指して
1着/橋本優己(S2・岐阜117期)

今開催は先行もできたし、最終日の特別優秀をロング捲りで押し切れているので良かったのですが、勝ち上がれなかったことが悔しいので、次は勝ち上がれるようにしたいです。記念の決勝にコンスタントに進むには、もう一段、脚力がいるなと感じたので、もっと上を目指して頑張りたいです。