6月24日(日本時間)に今シーズン最終戦である「クライミングW杯ボルダリング第6戦」が、オーストリア・インスブルックで行われた。今大会で3位入賞を果たした緒方 良行(B-PUMP)が2年連続の年間優勝を果たした。また年間ランキング2位は楢崎…
6月24日(日本時間)に今シーズン最終戦である「クライミングW杯ボルダリング第6戦」が、オーストリア・インスブルックで行われた。今大会で3位入賞を果たした緒方 良行(B-PUMP)が2年連続の年間優勝を果たした。
また年間ランキング2位は楢崎 智亜(TEAM au)、3位は藤井 快(TEAM au)と上位を日本勢が独占した。
©Dimitris Tosidis/IFSC.
緒方は今大会でも好調な様子を見せ、予選は全課題を一撃で1位通過、準決勝も1位通過で決勝に進出した。この時点で年間ランキング2位につけていた楢崎 智亜が準決勝で敗退したため、緒方の年間優勝が確定した。
決勝へは緒方 良行、藤井 快が進出した。緒方は第1課題・第3課題を完登するも、最終課題で惜しくも時間内に攻略出来ず3位でフィニッシュ。緒方は今季5回目の表彰台を飾り、今シーズンのボルダリングW杯を締めくくった。また、藤井は第1課題・最終課題を完登し5位の結果でフィニッシュした。
©Jan Virt/IFSC.
優勝したのは弱冠18歳のコリン・ダフィー(アメリカ)。東京五輪にも出場した若き星が、唯一の3完登で初のW杯優勝を飾った。
緒方 良行「これからの自分が楽しみ」
©Dimitris Tosidis/IFSC.
「2年連続の総合チャンピオン、素直にとても嬉しいです。年を追うごとに成長を実感がすることができ、これからの自分がすごく楽しみです。早速リードシーズンが始まります。パリ五輪も意識しながら気持ちを切り替えて両種目とも頑張ります。」
楢崎 智亜「2位はすごく悔しい」
©Dimitris Tosidis/IFSC.
「今シーズン年間ランキング1位を目指していたので、2位という結果はすごく悔しいです。1戦目に優勝し良い流れので始まる事ができましたが、中盤からの悪い流れを切り替える事が出来ませんでした。今シーズンの経験をしっかりと来年に向けトレーニングに生かして行きたいと思います。シーズンを通して応援ありがとうございました!」
藤井 快「苦手を克服して来年こそは」
©Jan Virt/IFSC.
「今年狙っていた年間優勝は叶いませんでしたが、3位に上がれてホッとしています。そして史上初めての年間表彰台を日本人3人で埋めることができ、その1人になれたことは嬉しく思います。悔しい結果ではありますが、来年に繋がるシーズンになったと思っています。苦手を克服して来年こそは狙います!」
日本人選手 結果
3位:緒方 良行(B-PUMP)
5位:藤井 快(TEAM au)
7位:楢崎 智亜(
10位:高田 知尭(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
15位:川又 玲瑛(日本大学)
17位:山口 賢人(大阪学院大学)
21位:吉田 智音(奈良県立青翔高等学校)
23位:土肥 圭太(鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)
W杯 年間ランキング(ボルダリング男子)
Photo by JMSCA
1位:緒方 良行(JAPAN)
2位:楢崎 智亜(JAPAN)
3位:藤井 快(JAPAN)
4位:YANNICK FLOHÉ(GERMANY)
5位:MEJDI SCHALCK(FRANCE)
The post 【ボルダリングW杯 第6戦】年間ランキングを日本人が上位独占!年間王者は緒方良行 first appeared on FINEPLAY.