アース・モンダミンカップが開幕 女子ゴルフの国内ツアー「アース・モンダミンカップ」が23日、千葉・カメリアヒルズCC(6639ヤード、パー72)で開幕した。18歳の新人・佐藤心結(ニトリ)は8バーディー、2ボギーの66で回って6アンダー。首…

アース・モンダミンカップが開幕

 女子ゴルフの国内ツアー「アース・モンダミンカップ」が23日、千葉・カメリアヒルズCC(6639ヤード、パー72)で開幕した。18歳の新人・佐藤心結(ニトリ)は8バーディー、2ボギーの66で回って6アンダー。首位発進から優勝争いした前週に続いて好プレーを見せた。

 佐藤が今週もいいスタートを切った。1番パー5は残り110ヤードからピッチングで2メートル、3、6番は残り約160ヤードから2、3メートルにつけてバーディー。後半は10番で5メートルのバーディーパットを沈めた。13番は残り186ヤードから50センチにつけて連続バーディー。18番も5メートルをねじ込み、連続バーディーで締めた。

「このコースでスコアをつくるにはまずフェアウェーキープをしないといけない。練習ラウンドから感じていました。ティーショットが鍵。今日は11回フェアウェーキープして、外したのは全てロングホール。ミドルホールですべてフェアウェーキープできたので、このスコアに繋がったと思います」

 ルーキーイヤーの今季、第6戦の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンから7戦連続予選落ち。しかし、ブリヂストンレディスの練習日に、憧れの宮里藍から「魔法はないよ。積み重ねていくことが大事」とアドバイスされ、目の前が開けた。翌週のリゾートトラストレディスからは、4戦連続予選通過。前週は首位発進し、プロ転向後最高の5位に入った。

優勝争いに敗れて1週間「ゲームでリフレッシュしていました(笑)」

「ここぞの場面で決められないと、いい流れをつくれない。そこを凄く感じた。5メートル以内のパットを全て決められるようになれば、スコアもよくなってくる。(優勝した)西村優菜プロのパットも綺麗なストローク。全て入りそうだった。私もパットを見習いたい。

 先週、最終日最終組で回って優勝できずに悔しかったけど、切り替えは結構早くできていました。調子も悪くない流れで来ていたので、次の試合を頑張ろうと切り替えられました。お風呂でゲームをやっていましたね(笑)。好きなことをやってリフレッシュしていました」

 コース戦略でも成長した。これまでは無理にピンを狙い、「一か八かのマネジメントだった」と反省。「それがスコアをつくれない原因。どちらに外した方がパーを狙いやすいか考えながら冷静に判断できている」。距離と番手を考慮しながらクラブ選択するようになり、スコアメークに繋がった。

 昨年10月のスタンレーレディスは渋野日向子、木村彩子、ペ・ソンウとのプレーオフに進出。結果は渋野に敗れて2位だった。念願の初優勝へ。「明日は少し風が吹く予報なので、今日のようにはうまくいかない。たくさんバーディーを獲ってスコアを伸ばしていけたら」と気を引き締めた。(THE ANSWER編集部)