ベテルビエフが3団体統一戦に2回TKO勝ち 18日(日本時間19日)に米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたボクシングのWBC&IBF&WBO世界ライトヘビー級3団体統一戦は、WBC&IBF王者アルツール・ベテルビエフ(ロ…

ベテルビエフが3団体統一戦に2回TKO勝ち

 18日(日本時間19日)に米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたボクシングのWBC&IBF&WBO世界ライトヘビー級3団体統一戦は、WBC&IBF王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア)がWBO王者ジョー・スミスJr.(米国)に2回2分19秒TKO勝ち。計4度のダウンを奪い、プロデビューから18戦連続KOをマークした。敗れたスミスJr.は「平衡感覚を失ってしまった」と被弾した強烈なパンチを回顧している。

 圧倒的な強さに屈した。スミスJr.は初回に右フックを被弾し1度目のダウン。2回にも右をもらって片膝をつくと、再開直後にも連打を浴びせて3度目のダウンを喫した。ベテルビエフの猛攻を止めることはできず、最後は左アッパーなどで4度目のダウンを奪われ、わずか319秒で決着。TKO負けでベルトを失った。

 37歳のベテルビエフは驚異のKO率100%をキープ。2013年6月のプロデビューからの連勝を「18」に伸ばし、米記者たちもツイッターで続々と反応していた。一方、敗れたスミスは自身のインスタグラムで「まずは私を応援してくれたみんなに感謝を言いたい。先週末はプラン通りに行かなくて、集中できなかった」などと試合を振り返っている。

 2回で計4度のダウンを奪われたが、「耳の後ろを打たれるというミスを犯して、平衡感覚を失ってしまったんだ。そこから回復することができなかった」とベテルビエフに浴びた強烈なパンチについて語り、「言い訳はしない。深呼吸をして、リラックスし、自分のボクシングに戻るべきだった。罠にかかってしまった」と負けを認めていた。(THE ANSWER編集部)