元ブラジル代表DFシシーニョ氏が、アルコール依存症にまつわる過去の失敗を明かした。スペイン『マルカ』が伝えている。 サン…

元ブラジル代表DFシシーニョ氏が、アルコール依存症にまつわる過去の失敗を明かした。スペイン『マルカ』が伝えている。

サンパウロで頭角を現し、2005年にはブラジル代表にも選出されたシシーニョ氏。翌年の夏にはレアル・マドリーへと移籍し、攻撃的右サイドバックとして大きな期待を寄せられていた。

しかし、2年の在籍で定位置を掴めずに終わると、2007年夏にローマへと移籍。そこからはブラジル代表でも居場所を失い、結局2018年に母国クラブのブラジリエンセで現役を引退するまでセレソンからの再招集はなかった。

大きな期待を寄せられていながらも、飛躍したキャリアを過ごせなかったシシーニョ。転落の一因としてアルコール依存症を患っていたことを過去にも告白していた中、ブラジルのテレビ局『EPTV』のインタビューで、マドリー在籍時の驚きのエピソードを語った。

「酔ったままレアル・マドリーの練習に行ったことがあるかと聞かれれば、イエスと答える。息のにおいを消すためにコーヒーを飲み、香水を浴びた」

「プロサッカー選手は酒を飲むのに金はいらない。レストランではみんなが喜んで酒をくれたから、そういったことは簡単だった」

また、シシーニョ氏は依存症克服のためのリハビリを現在も継続中。「サッカーは私の人生の一つの局面だった。今は私の体験を明かし、人々が同じ道を歩まないように手助けをすることが私の役目だ」と話した。