クロアチアで開催の卓球WTTコンテンダー・混合ダブルス決勝。去年、世界卓球銀メダルの張本智和(18)・早田ひな(21)ペアの強さが光る。

まずは張本が得意のチキータでポイントを奪うと、負けじと早田も持ち味の強烈なフォアハンドで香港ペアを圧倒。ストレート勝ちで混合ダブルス優勝を決めた。



そしてその早田は、こちらも去年の世界卓球で共に銀メダルを獲得した伊藤美誠(21)とペアを組み、女子ダブルスの決勝に挑む。

第1ゲーム、早速早田が得意のフォアハンドを繰り出すと、今度はラリーで実況を「アメイジング!」と唸らせるプレーでリードを奪う。ドイツから第1ゲームを先取する。

「同学年最強ペア」の勢いは第2ゲームでも。相手をわずか3点に抑え込むゲーム運びで付け入る隙を与えない。続く第3ゲームを接戦の末落とし、迎えた第4ゲーム。抜群のコンビネーションでマッチポイントを迎える。しかし、ドイツペアに6連続ポイントを許し、その差は1点に。

それでも伊藤が「お互いの良さはすごく分かっているので」と話すように、互いを信頼し合うみまひなペアが頂点に。国際大会では4年ぶりとなる優勝を飾った。