男子テニスのシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は19日、シングルス決勝が行われ、昨年王者で第2シードのM・ベレッティーニ(イタリア)が世界ランク48位のF・クライノビッチ(セルビア)を7-5, 6-4のス…

男子テニスのシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は19日、シングルス決勝が行われ、昨年王者で第2シードのM・ベレッティーニ(イタリア)が世界ランク48位のF・クライノビッチ(セルビア)を7-5, 6-4のストレートで破り、2連覇を達成した。
世界ランク10位のベレッティーニは準決勝で同29位のB・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)を6-4, 6-3のストレートで下して決勝進出。一方、クライノビッチは準決勝で第7シードのM・チリッチ(クロアチア)を6-3, 6-3で下しての勝ち上がり。
両者の一戦は、ベレッティーニが第5ゲームで先にブレークするも、クライノビッチが直後にブレークバック。それでも、ベレッティーニは第11ゲームで2度目のブレークを奪って先行する。
第2セット、先行したベレッティーニは再び第5ゲームでブレークに成功。このリードを守りきって大会連覇を達成した。
男子プロテニス協会(ATP)は試合後、ベレッティーニのコメントを公式サイトに掲載。
「本当にたくさんの感情がある。手術から復帰して、2週連続でタイトルを獲るなんて予想外だ。最も権威のある大会のひとつであるこの大会で、タイトルを防衛することができた。大半はチーム、家族のおかげだ。ただただ信じられないよ」
「シュツットガルトに着いたときは、あまりいい感じじゃなかったんだ。でも、かなりうまくいったね」
今季、ベレッティーニは3月下旬に右手の手術を行い、その後は約2か月半、ツアーから離脱していた。復帰戦となった前週のボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)では、今季初のツアータイトルを獲得している。